毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

秋のキャンプ

秋晴れに恵まれた週末。

何やら10週間ぶりの土日晴れだったようで、

行楽地はどこも多くの人で賑わっていました。

そんな中、我が家は恐らく今シーズン最後の

テントキャンプへ出掛けました。

今回は年に1度は行きたくなる、海辺のキャンプ場です。

大体シーズンオフ間際に訪れる海辺のキャンプ場。

なんと言ってもバーベキューに海鮮が加えられる

ってところが最大の魅力です。

食材を買い込んで、早めにテントをセッティングすると、

日も高いうちからビールを開けて、まずは乾杯。

まぁ、大人たちの楽しみの半分以上は、

これにあると言っても過言ではありません。

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子供たちと遊びながら夕暮れ時を迎え、

月が登り潮騒に包まれて、ほろ酔いの頬を

潮風が撫でていきます。

不意にブルッと寒さを感じ、すでに晩秋に

差し掛かった事を気づかせてくれます。

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恐らく今シーズン最後のキャンプとなるでしょう。

ちょっと寂しくもありますが、

また来年のお楽しみとしたいと思います。

 

工作の季節

立て続けに日本列島を襲った秋の台風は、

被害と共に行楽の秋の楽しみを奪っていきました。

禁漁までに1度は行っておきたかった渓流は、

春の減水と対極な増水で行くに叶わず、禁漁を迎えてしまいました。

残念な事ですが、これも自然相手の遊びの難しく、

また面白いところなのかもしれません。

良いときがあれば、悪いときもある。

また来年の楽しみが増えたと思って、

思いを馳せることにします。

 

秋と言うと、僕的には工作の秋。

釣り場に足を運ぶ回数の減る秋から春に掛けての

ちょっとしたおたのしみなのです。

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僕の作るランディングネットは、竹を切るところから始まります。

元となる竹は知人の土地に自生する竹を頂いて、

数年乾燥させたものを使います。

そこから材料を削り出して、いよいよランディングネットの

製作が始まるのですが、生憎材料のストックを切らしていて、

今年は材料の削り出しから始めなければなりません。

これが結構地味な作業で、あんまり好きではありません。

ここをしっかりやっておくと、後々の張り合わせが楽になるので、

ちゃんとやっておいた方が良いのです。

そろそろ初めておかないと、春にお届けできませんから、

気合を入れて始めようかと思ってます。

また、進捗を紹介できればと思います。

夏の思い出

最近すっかり秋めいてきました。

毎週末運動会が各地で開催され、稲穂が頭を垂れ、

赤トンボが飛び交い、山はほんのり色付く。

季節の進行を肌で感じられるようになってくると、

過ぎ去りし夏の思い出を振り返り、ちょっとおセンチになることもあります。

台風も多く、秋の長雨でいまいち季節感はありませんが、

夏の思い出を振り返ってみようかと思います。

 

今年はいつも釣りに費やす初夏がいきなりの増水や、

かと思えば空梅雨で渇水、ホームの川はかなり深刻な冷水病だったりと、

釣りに行く時間は例年より少なかったです。

その時間をキャンプや登山に充てられて、例年とは違う楽しさもありました。

 

そんな初夏は瞬く間に過ぎ、夏本番へと季節が進行すると

今年も恒例の海水浴へ家族と出掛ける事ができました。

 

小さな町のお祭りは地元の人、里帰りの人、観光客でかなりの賑わい。

海辺の民家の庭では、家族や友人でバーベキューをする姿もあり、

有名で大規模な祭には無い、どことなくのどかに感じられるところが、

何とも言えず良いところです。

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海水浴の後にヒリヒリと日焼けした体を冷ますように、

海辺を散歩するように、のんびりしたお祭りがたまらなく心地よかったです。

 

防波堤へ釣りにも出掛けました。

なかなか釣れない中、足元には夏の風物詩とも言えるフグに紛れて、

こんなヤツが釣れてくれました。

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ちょっとした山にトレッキングにもでかけました。

山頂から展望できる海と、一筆書きのように縁取られる沿岸は、

いつ訪れても絶景で、僕の好きな景色です。

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いつも訪れる場所なのに、少し見る(感じる)角度を変えるだけで、

全く違うものに見えるもの。

いつもなら、釣りに躍起になっているところなのですが、

少し留まることで、新しい発見をすることができ、

最初に訪れた時から、薄れてしまった自然の豊かさに対する

感動も再び実感出来たように思えました。

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来年ここを訪れた時には何をやろうか、

今から楽しみです。


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ブログをやめて

僕が8年間続けたブログを止めたのは、7月のこと。

釣りのこと、山のこと、ハンドメイドのランディングネットやキャンプこと、

そして、他愛もない日常のこと。

何となく始めたものが、8年も続いた事に驚いていたのは自分自身であった。

色々あって、色々考えた挙げ句に閉鎖しようと言う決断になったのだけど、

いざ止めようとすると名残惜しさや、心残りもあったりして、

後ろ髪引かれる思いで、8年間を締めくくった。

再びブログをやるつもりは無かったし、

SNSでもブログの代わりは十分にできる。

それほどブログ自体に執着は無かったけど、

書くことをしなくなって、しばらくして無性に『書く』事を

したいと思っている自分に気付いた。

ブログと言う媒体から離れ、何かを感じたとき、

何かで感動したときに、その思いを書き留めておく手段として

ブログをやっていたのだと、その時気付かされました。

別にブログにこだわること無く、手帳でも構わないのかもしれないけど、

『人に見られる可能性のある文章』を書いていると言う、

緊張感みたいなのは閉鎖的な日記みたいな物には無く、

そこが再びブログを始めた切っ掛けにもなった。

 

ブログをやっている人達には、それぞれの理由があると思う。

それがブログをやめて改めて感じた、ブログの魅力なのかもしれない。

 

谷川岳山行 その3

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本日の目標地点だった茂倉岳に到着したものの、

周囲はガスに覆われ、疲れを取り去るほどの眺望は叶いませんでした。

茂倉岳山頂には僕を含め10人ほどの登山者が足を止め、

飲食や写真を撮ったりしています。


「どちらまでですか?」

こんにちはと声を掛けた山マダムから、そんな問いかけをされました。

「ここ(茂倉岳)が今日の目標地点なので、ピストンでロープウェイまで帰ります」

と、僕が答えました。

ちょっと驚かれた様子で、「ピストンですか?」と言っています。

話をすると、ここまで来る人の殆どは新潟県側へ下り、

土樽駅から土合駅まで電車を使って帰る人が使うルートらしく、

ピストンする人はあまりいないようです。

確かにこの時点で11時半、帰りの最終ロープウェイが17時で、

予定だと余裕を見て15~16時に、天神平でロープウェイに乗る計画でした。

しかし、茂倉岳から土樽駅までのコースタイムは2時間半。

土樽駅の発車時刻は15時20分。

「このペースなら余裕じゃないですか?」の言葉にも後押しされ、

地図とにらめっこをした結果、土樽駅へ向かうコースに予定変更しました。

(あくまで自己責任の範囲です)

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幸いな事に体もまだ軽く、いつもならそろそろ出始める足の痛みも

今のところ感じられません。

先週に八ヶ岳を登っているので、体調も良かったのではなんて思いながら、

土樽駅へ向かい出発しました。

 

いつも車で登山口まで行って、ピストン、周回コースなどで

駐車場まで戻ってくる登山しかしたことのない僕にとって、

イムリミットがある登山は未知でした。

このコースの存在を知っていましたが、

イムリミットがプレッシャーとなり、

計画段階で除外していました。

その不安を払拭するように、余裕を作るべくペースアップします。

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分岐点より少し下ると、避難小屋が見えてきます。

後は下るのみ、避難小屋では足を止めず、先を急ぎました。

 

コースは膝位の笹に覆われ、人一人歩ける幅があるのみです。

ここ数日雨が多かったのか?粘土質の足元はかなりスリッピーです。

目の前で先程の山マダムがしりもちをついていました。

慎重になりながらも、タイムリミットが頭を過り、

ペースを保って下るのですが、恐らくこれらの要素で変な力が入ったのでしょう、

後になって利いてくるとはこの時はまだ知るよしもありませんでした。

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少しガスもどいて、写真を撮っては気分を晴らします。

徐々に疲れもたまってきたようで、足に違和感を感じるようになってきました。

また標高が下がったのと、ガスと晴れ間が交互に現れる天気で、

気温と湿度の上昇と共に、体力も奪われていきます。

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遠くに高速道路が見えてきました。

土樽駅はあの高速道路の脇にあります。

少しホッとしましたが、本当はここからが本番です。

 

ザックから飲み物を取り出している間に、

茂倉岳山頂であった青年2人組に追い付かれました。

「がんばりましょう!」とお互いにエールを送り、

僕は少し食べ物を口にして、燃料補給して彼らの後を追うように

再び出発しました。

 

どんどん斜度がキツくなる下りに、

露出した木の根、湿った粘土質土に足を取られ、

疲労は増すばかり。

この時はさすがにルート変更したことを少し悔やみましたが、

普段甘えている自分へ挑戦の意味も込めて、

最後まで諦めること無く、がんばろうと言う気持ちも芽生えてきました。

 

目印が少ないコースで、現在地もよく解らず、

残りがどのくらいなのかも分からない状態で、

しばらく足が止まってしまいました。

そこへ後ろから現れたのが先程の山マダム達、

「もう少しですよ、がんばって!」の声を残し、

あっさり追い抜かれてしまいました。

その時自分がペースダウンしていることに気づきました。

いや、もう随分前から分かっていたのですが、

気づかないフリをしていたのだと思います。

この時初めて「電車の時刻には間に合わないかも」と言う

何とも言えない不安にかられたのを覚えています。

 

下る毎にロープが設置された傾斜のきついところが増えてきました。

足場は荒れていて、疲れも追い打ちされて踏ん張りがきかず、呆気なく転倒。

慎重になり体が固くなる悪循環は、そう簡単には拭えません。

そんな時、背後から人の気配がしました。

今まで会ったことないご夫婦のペアでした。

 自分より早いペースだったので、先を譲ります。

「こんにちは、ありがとうございます。」とすれ違いざまに声を掛け合い、

僕はしばらく一人で歩いていたので、ご夫婦にペースを作ってもらおうと思い、

少し離れた距離を保ちつつ、一緒に下り始めました。

 

気が抜けるのを防止するために、下り始めてからは時計を見たいませんでした。

時計を見ることで、諦めや気の緩みに繋がると思ったからです。

恐らく前を行くご夫婦も、このルートにいる時点で

土樽駅へ向かっている可能性は高く、

この時点ではなんとしてもこのご夫婦にペースを合わせるのが、

僕にできることでした。

 

ご夫婦との差が少しずつ開くのを感じました。

トンネル状に木々に囲まれた登山道が、

葉を叩く雨音に包まれまれ、カッパを着るかを考えていると、

ご夫婦が止まってカッパを着込んでいるようです。

残りの距離も今一把握できていなかったので、

時間のロスを覚悟で僕もカッパを着込みました。

 

少しカッパの出し入れに戸惑い、

再び出発する時にはご夫婦の姿はすでにありませんでした。

時折激しく打ち付ける雨は一瞬の内に過ぎ去っていきましたが、

空の様子はまたいつ降りだしてもおかしくないような雲行き。

カッパを着たまま進みますが、雨が止むとカッパの中は、

蒸し風呂のようで更に汗が滴り落ちます。

集中力も切れ掛けたその時、足を取られ呆気なくしりもちを着きました。

この時気持ちの糸がプツリと音を立てて、切れたような気がしました。

もう諦めよう。

その場に立ち止まり、ペットボトルに残された水を飲み干しました。

どのくらいの時間立ち尽くしたでしょうか。

再びポツリポツリとカッパを叩く雨音が、

こんな僕を慰めてくれているようにも思えました。

再び歩き出すと、土合駅までどうやって帰ろうかと考えていました。

幸いこの日は土曜日、非常食も持っているので、土樽駅で野宿も可能です。

そう考えたら気持ちが楽になり、急ぐこと無くゆっくり下って行き、

やがて少し開けた所にでました。

そこは恐らく駐車場なんだと何となく思いました。

慌てる必要もないので、ザックを下ろし、雨の心配も無さそうなので、

カッパを脱いで腰を下ろして休憩しながらザックに泥だらけの

カッパをしまっていると、どこからともなく熊鈴のような音が聞こえます。

ふと、降りてきた登山道の方を見ると、若いカップルの姿がありました。

「お疲れ様です!」

女性が声をかけてきました。

「今日はビールが美味しいですよ!」

続け様発せられたその言葉で、僕はハッとしました。

そう言えば茂倉岳の山頂で、ピストンしようか迷っている時に、

「早く帰ってビールが飲みたいので、(時間の短い)土樽駅に向かうコースにします」

なんて、冗談を言っていたのがそのカップルだと気付いた。

すでに電車の時刻に間に合わないと思っていただけに、

恐らく土樽駅みたいな向かっているであろうこのカップルの存在に

動揺している自分がそこにいました。

そのカップルに僕は

土樽駅に行くんですか?」と言うと

「そーです。」と明るく女性が言った。

「え?!まだ電車間に合うんですか?」と言うと、

「かなりギリギリみたいですけど、行けそうですよ」と、

そのカップルは姿を消して行きました。

全く諦めていただけに、心底きました。

そして、直ぐ様ザックを背負いそのカップルの後を追いました。

最後の力を振り絞り、ペースをあげて歩きました。

舗装路に出ると地面の固さが堪えます。

すると、後ろからも声が聞こえてきました。

僕の100m後方に、別のカップルの姿が見えます。

方向からして彼らの向かう先も土樽駅

その時脳裏にはなぜかZARDの『負けないで』が流れました。

そう、24時間テレビのアレです。

線路が見えた時は涙ぐみそうになりました。

程なくして駅舎が見えてきました。

この時僕の頭の中はサライ一色です。

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入り口を見ると、山マダムのお二人が出迎えてくれました。

「私達が変なこと言っちゃってごめんね」と、

どうやら山頂で誘ってしまったこを、気にしていたようです。

「最終的に決断したのは自分の責任ですし、逆にこのコースを

経験させてくれた事に感謝してますよ」と言いました。

心配お掛けしてすみませんでした。

こうやって無事電車に乗ることができ、土合駅まで着くことができました。

清水トンネルを通過するのは、高校の時にスキーへ行った時以来。

トンネルがタイムスリップをしているかのようで、

ぼんやり窓の外を眺めていました。

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もぐら駅土合に到着です。

僕の好きな『クライマーズハイ』と言う映画に出てきた駅で、

一度訪れたいと思っていた駅でした。

ここから車を停めたロープウェイ乗り場の駐車場まで、おおよそ20分。

のんびり歩いて帰ろうかと思ったのですが、

先程の山マダムが車で送ってくださるとのことで、

ありがたく同乗させていただきました。

 

今回は色んな経験ができました。

計画や計画変更などについてもそうですが、

体力面も山にみあうだけのトレーニングは準備としてやって行こうと思いました。

そして、なにより最後まで諦めない心は

これからの糧になるのではと思いました。

谷川岳山行 その2

オキの耳を出発し、次に目指すのは一ノ倉岳。

ここから縦走です。

オキの耳より先は鎖場も増え、登山者が一気に少なくなりました。

恐らく多くの人はオキの耳(谷川岳)が目標地点で、

ロープウェイからピストンのコースなのだと思います。

今回僕の目標が一ノ倉沢の上を歩くと言うことだったので、

一応折り返しは一ノ倉岳としています。

 

一ノ倉岳までの縦走は想像以上にアップダウンがあり、

所々鎖場もあってかなりキツい道のりです。

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のぞきと言われる一ノ倉沢の真上に到着。

ここに到着するころには夏の日差しが降り注ぎ、

やはり真夏だと思わせる体感温度に、どっと汗が吹き出します。

昔、何度か車で一ノ倉沢まで来て、下から雪渓を見上げた事はあったのですが、

のぞきから見下ろす一ノ倉沢は雄大で、

山肌を吹き上げる風が雪渓を通過すると、

冷風となって届けられる風は、先程のまでかいていた汗を冷やし、

体感温度は冷蔵庫並みに感じられるほどでした。

これがやがて利根川となり、遥か大海へと注がれる

最初の一滴となると思うと、とても感慨深いです。

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オキの耳を背にして、行く手にそびえ立つのが一ノ倉沢岳。

頂上は見えて、すぐそこに感じるのですが、これがかなり急登。

日差しの強さも重なり、足が止まる回数も増え、

頂上に近付くにつれ、足場も悪くなってきました。

写真を撮ったりしながら、徐々に頂上との距離を詰めていき、

登り上げた時に丁度ガスが巻いてきて、頂上からの展望はまたしてもガスの中。

登り返しの疲れもあって、腰を下ろしてしばし休憩します。

木陰になるようなところもなく、休憩するには直射日光が遮られ、

ガスってても良い事はあるもんです。

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軽く飲食を済ませた後、その先の茂倉岳まで行ってみようか、

しばらく地図を眺めながら考えていました。

疲れも、足の痛みもこの時点では無く、コースタイムも20分程度。

地図上でそれほど高低差もなく、当初の目標だった事もあり、

先に進む事にしました。


つづく

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晴れていればきっと綺麗だったであろうが、

再び濃いガスに阻まれ、普段の行いを悔やんでも、

今更ながら遅いのである。

 

 

谷川岳山行 その1

最近マイブームなのか?立て続けに登山に出掛けております。

計画する内容は、素人の僕にとってかなり苛酷なのですが、

すぐに心が挫ける僕は、精神修行の一環として山に登っているところもあります。

なので、前回の八ヶ岳もそうだったのですが、

日帰りでコースタイム6時間以上が目安となってます。

自分自身に苛酷さを課せるドSさと、それに耐えるドMさの、

両方を兼ね備えているのか?と、アブノーマルな部分なのか、

最近少々不安になることがあります。

 

某日、朝6時に谷川岳ロープウェイの駐車場に到着しました。

ロープウェイの運行は7時。

少々早く着いてしまったので、車の中で運行時刻を寝て待ちます。

車の出入りの音で目を覚ますと、僕が入ったときには

パラパラだった駐車場は結構埋まってきました。

まだ運行時刻まで少々時間はありましたが、

周囲の登山者につられて支度をして、ロビーへ向かいます。

 

ロビーに上がると、既にチケット売り場には列ができていました。

もう20年以上前に一度天神平へスキーに来たことがあり、

その際にロープウェイに乗っているので、天神平までは二度目になります。

ロープウェイの発着は3分間隔なので、

少々並んでいても比較的すぐに乗ることができます。

 

およそ10分程度で天神平に到着しましす。

到着して登山道までは目の前で、すでに続々と登る登山者の姿がありました。

この日もガスが掛かっていて、周囲の景色はイマイチ。

山頂に着く頃には晴れることを祈って出発しました。

 

 最初に目標地点はトマの耳。

30分歩いたところから、急登なところも出てきます。

正直ロープウェイでかなり上ってきたので、ナメてたところもあるのですが、

序盤からかなりやられた感じです。

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開けたところに出てきましたが、周囲はガスです。

景色でも見えればまた疲れも違うのでしょうけど、

こればっかりは仕方ないですね。

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ひとまずトマの耳に到着。

軽い飲食をしながら地図を眺めます。

他の登山者に写真を撮ってあげたのですが、

その人から受け取ったカメラには望遠レンズが付いていて、

足場の狭いところでは全員入りきらない事態。

ファインダーに収まるまでどんどん離れていくと、背後は崖。

依頼者から「後ろ後ろ」と、往年のドリフのコント「志村、後ろ!後ろ!」を

彷彿させるようなやり取り。

お陰さまでちょっと楽しかったです。

 

週末なので八ヶ岳ほどでは無かったですが、登山者多いように思えました。

肩の小屋で朝食、っと言ってもコンビニおにぎりですが、

ササっと済ませて先を急ぎます。

隣に座っていたマダム2人の話では、晴れていれば景色も良かったようです。

残念ですが、未だガスは晴れず・・・

 

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ようやく谷川岳山頂に着きました。

ここはオキの耳と言って、先程の『トマ』は手前、

『オキ』は奥を表すのだそうです。

耳って言うのは山の形が動物の耳にみえるからと言うことです。

地名とかも同じですが、面白い名称や、その言われって面白いです。

こうやって家に帰ってから、山行の事を思いだし、

調べたりするのがちょっとした楽しみになりました。

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ようやくガスの隙間より、青空が顔を覗かせました。

ここでは多くの人が、休憩したりしていました。

僕は一ノ倉岳、その先の茂倉岳をこの日の目標にしていたので、

ザックから飲み物を入れ換えただけで、そそくさと出発しました。

 

つづく