2016年も残すところ後2週間。
今週末にクリスマスを控え、いよいよ年の瀬の雰囲気が、
いたるところで感じられるようになりました。
この時期になると、過ぎ去りし1年を振り返るのが恒例で、
振り返る事で年の瀬を感じる。
そんな無限ループのような1年を過ごしております。
卵が先か、鶏が先かの論点と同様、
人生とは無限ループのようなものかと、
ちょっと哲学的になるのも、この時期ならではと
言うところでしょうか。
2016年は正月休みの管釣りから、僕の1年が始まりました。
厳寒のこの時期になると、釣りから気持ちも離れ、
何となく府に落ちない日々に、気を晴らしてくれるのが、
この恒例の管釣りです。
昨年は休みの都合で行けなかっただけに、管釣りは2年ぶり。
正月休みで、沢山の人が訪れる中、手強い魚と対峙するのは、
たるんでいた気持ちが、ビシッとなるかのようです。
季節外れのポカポカ陽気の中、良い魚にも出会うことができました。
春先の一番良い季節は、自宅のトイレをDIYで改装し、
一番良い季節に釣りへ行けないところから、
波に乗り遅れたような気がしました。
GWに予定していた遠征も、家事の都合で敢えなくキャンセル。
解禁から2ヶ月ほど経過して、意気込んで挑んだ本流と源流は、
叩きのめされたと言うにピッタリの結果だったが、
始めて入った渓で貴重な1尾との出会いがあった。
梅雨時期は雨が少なく、毎年通う馴染みの渓は渇水。
いつもは川を渡るのも選んだり、迂回するような流れの早い場所であっても、
チャラ瀬と化して、渡る場所を選ばないほどであった。
いつもなら素通りするポイントも、
こんな状況であれば1級ポイントとなる。
そんな事が解っただけでも、良い釣りができたのではと思う。
夏には海水浴のついでに、海、川とはしごフィッシング。
海の方は本命のキスは釣れなかったものの、
童心に返った五目釣りが久しぶりに楽しめた。
外道や餌取りと嫌われる魚でも、
釣れて楽しめる自分がいると言うのは、
何か自分の中で基準となっているようで、
いわゆる確認作業の位置付けに、
こんな釣りはあるのかもしれない。
遠征先の渓は癒しである。
普段、見ることのない景色、反応の素直な魚たち。
数や大きさなんて、ちっぽけな釣人の概念を
遥かに凌駕するものが、そこに存在する。
陳腐な言葉だけど、心に染み渡るような
感動があるのだ。
7月には連続して八ヶ岳と谷川岳に登った。
将来おぼろ気に掲げた目標の為に、
毎年少しずつ自らに貸せた課題をこなす。
普段の生活のなかで、必要性の無い事を
やりたくなる年頃と言うところなのだろう。
僅かな時間で姿を見せた赤岳かた阿弥陀岳への稜線。
一ノ倉岳を望む稜線。
どちらも終始ガスの中で見せた、僅かな晴れ間が
次の山行に気持ちを繋げる。
今年は単独が多い1年でした。
その中で、改めて見えたものもありました。
8年続けたブログを閉じ、新たに始めたこのブログも
もうすぐ6ヶ月となります。
来年もこのブログを少しでも永く、
自分の思いの丈を語れるブログを続けて行きたいと思っています。
ご覧いただいた皆様の今年は、どんな1年だったでしょう?
たまに振り返ってみるのも、面白いと思いますので、
残りの時間でそんな機会を作ってみてはいかがでしょう。