毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

山さんぽ

今年は憧れの山、どれかに登りたい。

いやいや、バックウォーター奥深くのあの沢で釣りがしたい。

そんな淡い妄想を抱くには、それなりの準備が必要で、

それが低山であったとしても、登ることに意味がある。

今年は幸いなことに、カメラと言う新しい趣味もできた。

それだけでも、山へ出向く意味を作ってくれたことは、

無精者の僕には良いことであったに違いない。

 

今回も身近な山ではあったのだが、

登るのは初めての山。

前の日の晩に夕立があったようだが、

本日は気持ちの良い天気となり、

日中は暑くなるだろうと想像できるほどの青い空に、

この日はなんとなくワクワクと胸を躍らせて、車を走らせる。

登山口の駐車場にはすでに数台の車が駐車されていたが、

人影はなく、すでに出発した後のようであった。

 

朝もやの中、徐々に太陽に角度がついて、

何でもない山道が、神秘的な景色となる。

f:id:gonfactory:20170619231736j:plain

やや風も強く、昨晩に降った雨の量を思わせるほど、

道には雨水が流れた後があった。

太陽に角度が付き、風により朝もやがどいてしまうと、

何でもない景色に戻ってしまう。

 

徐々に勾配がきつくなり、濡れた足元は非常に滑りやすい。

慎重に足を運ぶものの、あっけなく山頂に到達。

f:id:gonfactory:20170619232549j:plain

山頂まで最短ルートだっただけに、

途中はずっと木々に囲まれ、見どころの少ないルートだったが、

それだけに、山頂からの景色は特別な物があった。

f:id:gonfactory:20170619232832j:plain

ちなみにすぐ先は断崖絶壁。

100mはあるのではなかろうか。

休憩がてら給水しながら、地図を開く。

あらかじめルートは計画していたものの、

様子を見て計画変更しようと、2ルートに絞っておいた。

ザックを再び背負うと、周回コースへ足を向け歩き出した。

 

f:id:gonfactory:20170619233335j:plain

登りのような木々に囲まれた道と一変、

湿原の森のような景色が続く。

天気も良く森を駆け抜ける風が心地よい。途中にクリンソウが群生する場所があって、

ひとしきり写真を撮る。

f:id:gonfactory:20170619234010j:plain

低山には低山の面白さがあり、

登山の楽しみ方も色々であると感じた山行でした。

魚を探す

今か今かと入梅に突入するのを匂わせる天気予報に、

貴重な週末の晴れ間を何に使おうかと考える金曜の夜。

山も良いけど、以前より気になっていた、

あまりに近い水系の原流域、ふと思い出してすぐに準備を整え、

翌朝の明け方には、水辺に立っていた。

そんな思い付きでもすぐ行ける、そんな『ホーム』とも呼べる、

身近な川を探しているのもある。

まぁ、魚さえ居てくれれば、釣果には拘らない。

なかなか釣れないながらも、わずかな時間で渓を感じられる。

そんな川を求めての探索でもあるのだ。

 f:id:gonfactory:20170612102810j:plain

この水系は定期的に放流はあり、

放流後しばらくは賑わう水系の上流部にあたる。

魚止めから上は放流はなく、人もいないだろう。

ホームにするにはまさに1人の時間を楽しめる、

条件が整っていた。

 

初めて入る水系は、いろんな意味でドキドキワクワクするものだ。

魚の存在はもちろん、危険、野生動物、霊的なものだったり、

事件的な事であったり。

とにかく山奥ってところは常に不安が付きまとうものである。

 

水辺に立てば、そんな不安もどこへやら、

お気に入りの熊鈴を高らかに響かせて、一路目指すは最上流部。

水の色はささ濁りのように白みを帯びているが、

何かの原因で濁っているわけでは無さそうで、

その水系の水色なのだろう。

 

水量も渕の水深も悪くなく、ここに居なければ

嘘だろって場所にも魚影はない。

やっぱり魚はいないのかと思うには、十分なシチュエーションである。

普段なら飛ばして先を急ぐほどの、小さな場所に投げ入れたルアーに、

底石の隙間からもんどりうって飛び出した小さな影。

 

掌ほどの小さなその魚は、僕の努力に応えてくれた。

 

時間帯か、そのエリアに何かがあったのかは不明だが、

1尾出た近辺で多数のチェイスバラシを得ることができた。

結局釣り上げたのは1尾のみ。

しかし、釣り上げた魚以上に、そこで産卵があり、

幼魚が育っている環境があると言うことの方が、

何よりの成果である。

いつかまたこの川を訪れた時、

もっと逞しい魚たちに出会えることが楽しみである。

 

早速

先日旅だった竹ランディングネットのオーナーさんより、

早速釣果の写真をいただきました。

f:id:gonfactory:20170606213111j:plain 

いつもは川の釣行が多いオーナーさんですが、

この魚は珍しく湖。

僕的にはレアな釣行での入魂だったので、

その辺も嬉しいことです。

 

次に出会う魚はどんな魚でしょう。

そんな出会いを僕も楽しみにしています。

 

身近な山に

季節外れの暑さに見舞われ、

初夏への移り変わりを感じる間もなく、

季節は次へと足早に過ぎ去ろうとしていた。

 

その季節に照準を合わせるかの如く、

冬の間に鈍った体に喝を入れに久しぶりの山登り。

今回は以前から気になっていた百名山の一つ、

関東平野の山間部の始まり、赤城山に登ってきました。

今回はただ登るだけでなく、鍛錬とある目論見があった。

それは、友人より譲り受けた一眼レフを持っての山登り。

良い写真を撮りたい願望はあったけど、

体力的にもカメラ1つの荷物はバカにならないと思っていた。

自分へのテストも兼ねて、難易度は低すぎず、高すぎずの山を選んだ。

 

日の出まじかに家を出て、登山口にほど近い駐車場に降り立つと、

長袖でもひんやりと肌寒い空気に包まれる。

今回飲み物の他に水をザックに入れ、自分を追い込んだ状態で山へ挑む。

f:id:gonfactory:20170601225838j:plain

アカヤシオと言うそうだ。

写真を撮るために足を止め、セッティングをしながら

アングルを変えたり、ひとしきり写真を撮る。

今までスマホでササっと撮って、

足早に先を急いでいたのだが、

写真を撮ると言う行為は、休憩にもなり、

足を止め景色を眺めると、気持ちも安らぐ、

そんな効果もあるんだと、

今更ながら山登りの楽しさに気づいたのである。

f:id:gonfactory:20170601232427j:plain

生憎遠くは霞んでいましたが、僕にしてはまずますな眺望。

ここまで来ると太陽が高くなり、日差しが強くなってくる。

久しぶりに大量の発汗で、かなり体力も消耗してました。

 

フウフウ言いながら登っていくと、

やたら近いところで野鳥がさえずっている。

ふと道の先に目をやると、

f:id:gonfactory:20170601233339j:plain

巣材を集めるヒガラに遭遇。

一心不乱にシャッターを切るものの、

これが今の限界です。

 

f:id:gonfactory:20170601233705j:plain

こちらも一生懸命巣材を集める、

ジョウビタキの女の子。

鳴かずにすぐそばの枝にとまっていてくれて、

写真を撮り終えるまで待っててくれました。

f:id:gonfactory:20170601234400j:plain

山頂付近の鳥居で飲み物を入れ替え、

すぐに出発しますが、この日は日曜日。

続々と登山者がすれ違います。

 

f:id:gonfactory:20170601235030j:plain

下山途中から見える赤城神社

降り始めると、石がゴロゴロして、かなりの急こう配。

ですが、シーズン初めにもかかわらず、

足も痛くならずに無事下山。

ですが、翌日の筋肉痛は、文字通り鈍りを痛感する結果となりました。

さて、次はどこに行こうか楽しみなところです。

竹ランディングネット No.10

ここ数年は、年1本ペースの竹ランディングネットの製作。

なので、なかなか上達しないハンドメイド。

f:id:gonfactory:20170517231623j:plain

今回のランディングネットのオーナーは、これが2本目となるいわゆるリピーター。

作り手にとっては、この上ないオーダーである。

f:id:gonfactory:20170517232048j:plain

間口は45cm。

網の色はオーナー希望のエンジ。

ショートグリップは、もはや僕の好みの押し売りでもあるのだが、

銀毛化した遥かな旅をしてきた魚を狙うのには、

携帯性も必要不可欠と考えた。

f:id:gonfactory:20170517232915j:plain

10本目となる竹ランシングネット製作は、今年で5年を過ぎた。

今回のランディングネットは、どんな魚とのドラマを共有するのだろう。

そんな事を考えながら、また次の構想を膨らませるのでした。

 

良い時を共に。

海の釣り

家から海は遠く、海に行けるのは年に数度。

数少ない海の釣行はいつも楽しみである。

季節によって対象魚が変わり、また潮と言う要素も加わって、

より釣りを複雑にさせる海は、淡水の釣りとはまた違った難しさがある。

今回はお供を連れ、防波堤に訪れました。

 

この時期比較的に釣りやすい、防波堤周りの魚を狙います。

この日のお供は、お義父さんと娘と僕の3人。

普段は単独釣行がほとんどなので、同行者がいるというのは

楽しいものです。

 

f:id:gonfactory:20170514134429j:plain

こちらは底でカレイ、キスを狙ってます。

僕は娘の投げる練習に付き合いながら、

手軽にメバルを狙います。

f:id:gonfactory:20170514135410j:plain

そこそこのサイズを家族分揃えて、晩御飯のおかずに持って帰ります。

まだまだ釣れる感じでしたが、必要以上の釣らないのも、

釣人である為に必要な事だと僕は考えます。

 

日が傾いてきたころ、撤収の準備をしていると、

この日釣果のない娘は、最後まで諦めていない様子。

ラスト1投と言った次のキャストが、この日1番の飛距離。

ゆっくり巻いてきたところで、娘が何か言っています。

また、根掛りかと思って目を竿先にやると、穂先が叩いています。

魚だ!魚だ!

大人2人は大騒ぎ。

海から姿を現したのは、尺近いキス。

初めての釣った海の魚。興奮気味に鼻の穴を膨らませ、キラキラした目に、

スレた釣り人が忘れかけたものを見た気がした。

この釣行はいろんな意味で、楽しい釣行でした。

いちご狩り

何十年ぶりかにいちご狩りに行ってみました。

生憎の空模様の中、いちごのハウスの中は雨に濡れず、

直射日光もなく、快適にいちご狩りを楽しめます。

行楽と言うと天気の良い日が良いですが、

雨の日には、雨の日の楽しみ方があるものです。

f:id:gonfactory:20170514130319j:plain

30分食べ放題。

入口で練乳をもらって、いざスタートです。

f:id:gonfactory:20170514130511j:plain

だいぶ少なくなっていたようですが、

花も咲いていて、5月中くらいまでは楽しめるようです。

f:id:gonfactory:20170514130658j:plain

中には練乳もいらないほどの甘い物もあって、

序盤はパクパクと進みますが、

やはりそんなにたくさん食べられるわけもなく、

中盤過ぎたあたりで失速・・・

ですが、家族も楽しそうで、やっぱり買って帰って、

家で食べるのとは一味違いますね。

楽しい連休の一コマでした。