毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

約束

気だるい昼下がりの仕事をしていると、

最後まで粘り強くくっついていたであろう

桜の花びらがはらはらと窓の外に舞い落ちていくさ様が映っていた。

ふと携帯を見ると、友人からメールが着信していた。

メールを開き、送られてきた写真に驚く。

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このランディングネットを作ったのは6~7年前になるだろうか。

本流を始めた友人にランディングネットを作った。

「このネットに相応しい魚が釣れるようにがんばる」

確か友人はそう言ったような気がする。

そんな彼の言葉が、その気持ちだけで嬉しかった。

本流で釣った魚で1番大きい魚。

そんな彼の記録を更新した瞬間に、

ランディングネットが同行させてもらったて、

作り手としても本当に嬉しいことです。

写真ありがとうございました。

そしておめでとうございます。

これからももっとこのランディングネットと、

記録更新していってください。

サクラの季節

今年は変な気候のせいで、

桜が長く楽しむことができました。

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桜の季節は、別れと出会いの季節でもある。

堅く閉ざされた蕾が緩んでくると、

春の柔らかな空気の中、淡い色の花を咲かせる。

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やがて訪れる緑葉がまぶしい季節。

それは刺激的で、深く印象に刻まれる季節。

しかし、サクラの季節の複雑に交差する季節は春ならではの物だ。

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また来年、ここで会おう。

そんな魅力が、サクラの花にはあるような気がする。

ガビチョウ

桜の開花直後に雪が降るほどの寒波のお陰で、

今年は長く桜を楽しむことができました。

とは、言う物の時期は4月の末ともなれば、

家に近い標高1000m弱ぐらいの山でも、

桜吹雪になるぐらいに散り始めていました。

 

とある休日、家族で桜見物とそのついでに

カミさんのマイブームの御朱印をもらいに、

神社に立ち寄りました。

すでに新緑の葉が枝先に着いた桜の参道を、

歩いていると、どこからともなくコンコンと、

木を叩くような音に気付きました。

参道の脇にあるおみやげ物屋さんのおかみさんが、

庭の植木を差して、野鳥の存在を教えてくれました。

幹に空いた穴の中から覗くその鳥は、恐らくコゲラ

先週ぐらいから穴をあけ始めたそうで、

植木のしたには沢山の木くずが散乱していました。

その日はぶらっと家をでたので、カメラはスマホしかもっていません。

可愛らしく顔を覗かせる姿を写真に収めたかったのですが、

スマホでは少々無理があったようで、

カメラを持参しなかった事に後悔しました。

 

翌朝、どうも昨日のコゲラの事が気になり、

早朝再び山の上の神社に向かいました。

しかし、そんなうまい話はなく、巣の中に潜って出てこないのか、

はたまた餌を探して留守にしているのか。

しばらく散策しながら、何度か入りなおしてみたのですが、

残念ながら撮影できませんでした。

 

コゲラ待ちで散策をしている時、

大きな声で鳴いている鳥がいます。

その特徴的な鳴き声の主は、ガビチョウ。

住宅地にもいて、家の周りでもよく鳴いているのですが、

その姿をはっきりと見た事はありませんでした。

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この小さい体のどこからあんなに大きな声が出せるのか不思議です。

コゲラに会う事はできませんでしたが、

始めてガビチョウを写真に収められ、

清々しい朝の散歩となりました。

 

竿袋

釣り竿を買うと、竿袋が付いてくる。

その竿袋にも各メーカー拘りのようなものがあったり、

その竿を買わなければついてこない物もある。

特に車移動だとあまり使わない人もいるのではないでしょうか。

僕も車で移動すときはあまり竿袋には入れないのですが、

遠征や、予備でもっていく時、部屋に置いてあるときは、

基本的に竿袋を使っています。

特に釣り用品を置いてある部屋は、

物置部屋の一角なので、保護の意味合いもあります。

まぁ、そんな竿袋ですが、僕は結構好きで、

子供の頃から思い入れもあるのです。

 

僕が子供の頃、竿袋は高い竿に付いてるものでした。

よって、竿袋=高い竿のイメージがあるのです。

今でこそ、ラインナップによっては、竿袋を付けない事により

定価を下げたりしてるものもありますが、

フラッグシップや、2番手ぐらいなら大抵は竿袋が

付いていると思います。

しかも、竿袋単体での販売はあまり無く、

実質の価値は竿のそれと言っても過言ではないでしょう。

そんな高級なイメージや、特別感みたいなものが、

未だに僕を魅了するところなのかもしれません。


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ロッドのリメイクが成功したお祝いに、

友人から竿袋をいただきました。

話を聞くと、初めて渓流用の竿を買った時に

付いてきたものだとの事でした。

現在は既に竿は無く、この袋だけ残っていたそうです。

タンスの肥やしになっているので、使ってもらった方が

竿袋としても嬉しいだろうということで、

ありがたく頂戴してきました。

洗濯をして、アイロンまでかけて、早速収納してみました。

僕の竿には少し大きな袋でしたが、

数十年の時を経て巡り合った竿と袋。

何回目かの再出発を、僕と一緒に出発となりました。

 

始球式

元号が『令和』となった少し前、

そんな新元号が何になるのか?なんて予想が飛び交う中、

出来上がったばかりの竿を片手に、

ロッドの作り方を教えてくれた友人の元へ車を走らせた。

 

河原のネコヤナギも膨らみ、

少しずつ春の様相を見せていく。

前日みぞれが降ったそうで、周囲の山の山頂が白くなっていた。

春めいた暖かい日が続いて、いきなり冬に戻ったような気温。

川の水も気温と共に急激に下がり、

釣りには厳しい条件が揃ってしまった。

まぁ、僕としてはいつもの事であり、

日頃の行いを悔やんでも今更遅い。

この日は魚に会う目的とは別に、ここ1か月楽しく工作に励んでいた

竿のデビューと言うイベントがあるから、

そんな気候でもあまり気にならない。

しかも、その竿のデビューがロッドの作り方を教えてくれた人と

一緒なのだからそれだけで嬉しいのだ。

 

最初のポイントに着き、慣れないアクションの竿でそろりそろりとキャストする。

少しずつ竿との対話ができてくると、そのルアーの弾道の美しさに

思わずにやけが出てくる。

遠巻きに見ていた友人からも、綺麗な弾道だと褒められ、

ますます嬉しくなる。

慣れるまでは苦労するだろうと

思っていたコントロールだが、

初めての竿とは思えないほど決まっていく。

竿のポテンシャルなのか、

たまたま僕に合っていたからなのか。

このブランクを進めてくれた友人も、

ここまで良くなるとは思わなかったと言っていた。

友人とタックルを交換したり、竿の使用感を話したり、

こんな釣行が年々楽しく思えてくる。

 

魚からの反応の方は芳しくなく、

友人が1尾釣った事が唯一の救いであった。

その後はコンビニで弁当を買い、お湯を沸かしてコーヒーを飲みながら、

雪解けはまだまだ遠い名峰を眺め、コアな竿の話で盛り上がる。

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とりあえず、竿の作り方を教えてもらった恩人に、

竿の出来栄えを見てもらうと言う目的は果たせた。

魚の入魂ならいつでもできる、

しかしある意味この竿に魂は入ったように思う。

それも釣りの楽しみだと思うのである。

ロッド完成

僕的なシーズン開始は例年3月の末。

それまでに形にしておきたかったロッドリメイクが、

なんとかかんとか完成。

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トレザイトガイドに変更し、スピニングのリールシートを

使ってベイトロッドに変更。

トリガーはちょっと使い込んでから検討することにした。

ロッドを本組した際に、リールを乗せて素振りしてみたときには、

トリガーなくても平気かな?という感じはあった。

まぁ、この辺はルアーくっつけて投げてみないことには、

なんともいえないですし、実戦が楽しみなところでもあります。

この記事が更新される頃には、このロッドの初陣も終わっている

ことでしょう。

釣行の様子はまた今度ということで、

見事初陣を飾れていると良いんですけどね。

今から年甲斐もなく、ワクワクしています。

 

ちなみに今日がエイプリルフールだからといって、

ロッドの完成に関しては嘘偽りなく、

お届けしております。

工作のつづき

ついこの間まで寒かったと思えば、春を通り過ぎてしまったような温かさ。

この時期衣替えをする前で、着る物に困ることもしばしば。

庭先に毎年花を咲かせる福寿草を写真に撮っているのだけど、

つぼみが開きそうなところですっかり忘れていて、

気が付いた時には黒ずんでしぼんでいた。

この福寿草が黄色い花を咲かせると、僕の渓の開幕となるのが

毎年の恒例である。

 

今年はスタートが遅れた竹ランディングネットの製作。

自分用とのことで、なにぶん気持ちが入らないところもあるのだけど、

春の遠征には間に合わせるべく、粛々と進めています。

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フレームの接着が完了し、粗削りまで完了。

ここまでくれば後はさほど時間のかかる作業もない。

仕上げの塗装もこれから暖かくなれば、よりやり易くなる。

今年は竿とランディングネット、新しい道具を使うのが

今から楽しみです。