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毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

遠征

年に数度、地方へ遠征に行くのが、

ここ10年ほど恒例になっている。

遠征には色々な目的があり、

それは釣りだけが目的ではなく、

他の要素があるからこそ、釣りの思い出も

際立つものになると思うのである。

 

仕事終わりに車のトランクに荷物を詰め込んで、

深夜の高速を目的地へと走らせる。

窓に流れる街の明かりが徐々に少なくなると、

日常の喧騒やしがらみも、一緒に流される感覚も、

また遠征と言う旅の良いところでもあり、

自分に戻る瞬間でもあるこの時間が好きなのだ。

 

早朝に目的地に到着すると、軽く横になり

しばしの朝寝で休息。

初日は偵察と所用を済ませて、翌日に備えた。

 

この時期徐々に日の出が早くなり、

冬の間怠けていたことで、なかなか布団から出られない。

そんな事をしていると、出発する頃には東の空が白み始めていた。

 

数年ぶりに訪れた渓は、あまり変化も無く、

記憶のままの渓相が出迎えてくれた。

そのどこか懐かしい風景が、数年前の釣りを思い出させ、

無意識のうちにポイントとなる縁にたどり着いた。

 

過去の記憶では水位は平常、水の色も最高な透明度。

久々に会う渓に、挨拶もそこそこでいざキャストを開始した。

長旅の疲れもあり、そろりそろりと打ち上がる。

早速この日初めての魚信を得ると、俄然やる気が満ちてくる。

山桜も散り始め、花弁が舞う美しい山並みを横目に、

さらに山の奥へと歩を進める。

ウェーダー越しに伝わる水温は、早春を思わせる冷たさで、

山頂の残雪の様子から、雪代の残りがあるだろうと予想させた。

 進行方向左手に緩やかにカーブするその先に、

良さそうな深みを隣接するポイント。

前回の記憶を辿っても、そんなポイントがあっただろうか?と

思い出すことができないでいた。

地形の変化か、水位の関係か、とにかくキャストを始めた。

少しずつキャストの精度を上げていきながら、

核心のポイントに投げ入れるが、魚からの反応はない。

トレースコースを変えるように、アプローチを変化させる。

3投目だったか?コツンと当たったような気がした。

次のキャストで明らかなアタリを、抑え込むようにアワセを入れる。

 
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小さいながらも元気な魚。

遠征と言う釣行の中、どんな魚でも嬉しいものである。

 

こうやって遠征の楽しい釣行が始まるのである。