渓を楽しんだ翌日は、待望の晴れ間を、
昨日までの厚い雲に覆われた空から青空が顔をのぞかせた。
何をやろうか布団の中で考える贅沢。
釣りも良いが、観光がてらに車を走らせるのも良い。
貴重な晴れ間なので、やっぱり外遊びが良いだろう。
悩んだ挙句に、いつもこの地を訪れるたびに登る山へ出かけることにした。
標高1000m弱のこの山は、ハイキングコースに程よく、
このくらいの山であると、カミさんも行きたいと付いてくる。
ゆっくり写真を撮りながらでも、3時間弱の周回コースは、
春から夏にかけ、山野草が楽しめる。
まだまだ、野草の名前などわからないけど、
写真と言う趣味のお陰で、撮ってきた花の名前を調べるようになり、
より一層山の方にも興味がわくようになった。
図鑑で調べても、わからないものは意外と多い。
トリカブトだと思う。
ソバナ?
今まで足元に花を咲かそうとも、気にも留めなかったし、
その名前を知ろうともしなかった。
知ることで何を得るかといわれれば、得る物もないのかもしれない。
しかし、知ることで心が満たされるのであれば、
それは人生の中で、大事なものに変わる事だろう。
なんだか哲学的になるのも、
自然の力のなのかもしれません。