毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

浅間山

その知らせを聞いたのは、8月の終わりだった。

たまたま見たネットニュースに、その記事があった。

浅間山の噴火警戒レベル引き下げ。

3年前に警戒レベルが2となり、火口の周囲1km以内への

立ち入りが制限されていた。

今回警戒レベルが1となり、浅間山の最高峰、前掛山に登れるようになったのだ。

待ちに待ったというわけではないが、

いつ何時火山活動が活発になるかわからない中、

チャンスなのは間違いない。

 

浅間山には4年前に1度チャレンジしている。

その時は外輪山の黒斑山から前掛山へ登るルートだったのだが、

前掛山の分岐点に到着した時には、下りの事を考えると体力的に不安があり、

残念な登山であったのを覚えている。

この時は富士山日帰りの練習が目的だったので、

前掛山に登れなかった事が、それほど悔しいと言う感じでもなかった。

しかし翌年、警戒レベルが2となり、前掛山へ挑戦できず3年が経過した。

待っていなかったとは言う物の、心のどこかではいつか挑戦したいと

思っていたのだろうと、警戒レベルが1になったニュースを見た時、

なんとなく感じていた。

 

どうせ行くなら紅葉が綺麗な時に行こう。

タイミングを家の近所の街路樹の色の入りを見ては、

毎日そろそろかと予想する日々、

週末の天気予報とにらめっこしながら、登る日を決めた。

 

日がどんどん短くなり、6時でようやく明るくなる。

6時のちょっと前に登山口の駐車場へ着くと、

すでに駐車場は満車だった。

みんな考えることは一緒なのだろう。

少し歩いた狭い駐車場に、滑り込みで駐車できた。

山の朝はすでに寒く、未だに夏山の朝の清々しさを勝手にイメージし、

そのギャップに驚く毎年恒例のことである。

すぐに支度をして、込み合う前に出発をした。

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前日は強風のため、この日に予定を変更したのだが、

見事にガスってこの様子。

山は晴天だけでなく、こんなガスの時にしか見られない景色もある。

なんてわかったような事を言っているけど、

やっぱり晴れればいいのになんて本音がでる。

 

4年前に来たときは黒斑山から縦走するルートだったが、

今回は逆回りで序盤に前掛山に登ろうと言う作戦だ。

序盤登り上げ、分岐の先に現れるのが『草滑り』と言う

かなりきつい斜度が現れる。

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こんな熊笹の中を下って行くのだが、

ちらほら色づいた木々が視界に入ってきた。

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カラマツの紅葉の走りで淡い黄色がまぶしく、

先に進んだらどんな景色が待っているのかと、

歩を進めることが楽しく感じた。

やっぱり良い時期に登り、楽しいと思える登山をすると、

山っていいなぁとなるのだと思いました。

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順調に前掛山の分岐までたどり着き、

ちょっと栄養補給して、いよいよ前掛山にアタックです。

 

つづく