毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

2018年を振り返る記事 ~山編~

今年も残すところ3週間。

また、年末恒例の一年を振り返る記事を書く時期になった。

近年ないような温暖な気候で始まった師走、

庭木の剪定をしていてもあせばむほど。

身構えていた寒さに肩透かしを喰らったようで、

拍子抜けしたところもあり、

いまいち年末という感覚が薄いのである。

しかし、恒例のこの記事を書くことによって、

一気に気持ちは今年の締めくくりに向かうのは、

この作業が染みついてきたからに違いない。

 

今年最初の登山はほど近くの馴染みの山。

コースによっては鎖場もあり、高い山ではないけど

バリエーション豊富な山だ。

春の初っ端は今年新調した靴の慣らしへと、

3時間のぐらの時間程度のコースへと出かけた。

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新しい相棒が、新しい冒険に連れて行ってくれるような気がして、

何とも真新しい気持ちに包まれた。

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二度目の山行は同じく春。

2時間半ほどの低山へトレーニングも兼ねて出かけた。

整備された山林は、陽が木々の根元まで差し込み、

かなり遠くまで見渡せる林の中のつづら折りの山道を、

テンポも良く登り上げ、頂上で軽く休憩しながら写真を撮るなど、

のんびりとした登山を楽しめた。

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ここから見えるこの山へ、この時は再び登るとは思ってもいなかった。

 

季節は次のステージに進み、夏。

記録的猛暑が列島を覆い、それは例年の夏山にも及んでいた。

少しでも涼を求め、標高の高いところに逃避するものの、

そこには麓と変わらない暑さの太陽が降り注いでいた。

そんな中、自分への挑戦と位置付けた山行を計画した。

その山は尾瀬の名峰、燧ケ岳。

尾瀬沼から燧ケ岳にアタックし、尾瀬沼を約一周するルート。

多くの登山者は尾瀬沼の山小屋を利用し、

広大な尾瀬を満喫して楽しむのだが、

僕は日帰りで登る予定を立てた。

自分の実力的にも、少々無理のある行程であるのだが、

何か意味のない、自分への挑戦と重ね合わせ、今回の山行に挑んだ。

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新緑の緑が目に眩しい。

朝早いと言うのに、刺さるような日差し。

尾瀬の代名詞的な木道を進み、燧ケ岳に登った。

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眼下に広がる尾瀬ヶ原

後にこの山(燧ケ岳)を見ることになる。

全行程11時間。

やり遂げたと言うよりは、やり切ったと言う感覚が強かった。

いつかは行ってみたいと思っていた尾瀬

その念願がかなった夏の山行であった。

 

8月には毎年訪れる、海の見える低山へ。

いつになく、山野草が綺麗で、野鳥にも会えた。

夏空に雲が流れ、この山の象徴ともいえる空の青さが広がっていた。

この山に登る事の意味。

それが集約された山行でした。

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そして、秋。

火山警戒レベルが1に引き下げられた浅間山

この時を心待ちにしていた、とまではいかないが、

心のどこかでまた登りたいと思っていた山であるという事は確かな事だった。

紅葉の具合も程よい季節、登山道は僕と同じ考えの登山者で賑わっていた。

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浅間山の山頂。

前掛山は霧に覆われていたが、そんな時でないと見る事が出来ない

景色に遭遇できることがある。

負け惜しみでなくてね・・・。

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カラマツの紅葉が広がり、

記憶に残る山行でした。

 

連続の山行に向かったのは瑞牆山

紅葉も終盤に差し掛かっているものの、

まだ楽しむだけの景色が広がっていた。

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想像していた以上の岩山。

軽い気持ちで挑んだ瑞牆山であったが、

やはり百名山に名を連ねる山だけに、

登りごたえのある山でした。

 

今年最後となったのは、尾瀬ヶ原

カミさんの希望もあり、尾瀬ヶ原を散策する事にした。

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夏に登った燧ケ岳を目の前に、

広大な湿地帯に伸びる木道を進む。

単調なコースのようにも思えたが、

それは沢山の人を魅了するだけの魅力を感じる事が出来た。

四季折々、色んな顔を持つであろう尾瀬

またいつの日か来てみたいと感じました。

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今年も無事、事故もなく山を楽しむことができました。

これも健康な体があってこそ。

また来年も維持し続け、新たな山へと挑戦したいと思います。

 

今年は純粋に楽しめる山に行く回数が増え、

純粋に山を楽しめる機会があったような気がします。

限界への挑戦は続けて行きたいと思う一方、

楽しい山行もしていきたい、そんな変化のあった1年でした。

 

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