1年ぶりに会う友人に、ひょんな話からロッドのリメイクを進められたのは、
昨年末のことだった。
なぜそんな話になったかと言えば、渓流に使うベイトロッドが見つからないとか、
そんな話からだったと思う。
その面白さと、それほど難しい物ではないとのそんな話に、
いつしかワクワクした気持ちになり、その気になっている自分がいた。
なんでこの季節に友人の元を訪れたのかと言うと、
ガイドの取り換え方などのを、教えてもらうのが目的だ。
ガイドの外し方、スレッドの巻き方、ブランクの考え方など、
時折古い釣具の話だったり、それは楽しい講義となった。
エポキシを塗り乾くまでの間、川の様子を見に行こうと、
しばらく車を走らせ、通年釣りができるキャッチアンドリリースの川に着いた。
雪がちらつく中、解禁直前という事もあり、
思いの外釣り人は多かった。
僕としては今年の開幕戦と」なったのだが、
案の定魚からのコンタクトはなかった。
いつもは3月の待つ頃が僕の開幕なのだが、
思いがけず1か月ほど早まった開幕で、
あぁ今年も始まったんだな、なんて気持ちにさせてくれる。
家に戻って残りのスレッドのコーティングを行う。
一生ものの趣味になるような気がして、
ロッドモーターも購入した。
「出来上がったら入魂しに行きましょう」
教えてもらった友人への恩返しと言う意味でも
見せられるものをしあげたいなぁ。
もうすぐ春、そして解禁が待っている。
そんな暖かい休日に、陽だまりの中工作しています。