それは2012年の6月ぐらいだったか、
季節は丁度この季節、初めて竹ランディングネットを
製作した年、試行錯誤の末ようやく完成したネットを
友人に宛て送った。
それを遡る事2年前、その友人は本流のレインボーに憧れ、
トラウトを初めた。
それまでは一緒にバスをやっていたが、魚の大きさ、
強さ、そして夢を抱くには充分な相手だった。
それゆえの難しさは、人づてに聞くよりやってみる事で、
実感したく、僕も引き寄せられるようにその釣りを始めて、今に至っている。
話は脱線したが、先日当ブログでも先日紹介したが、
その魚を超える魚を釣ってきた。
確か彼にネットを作った時、
「このネットからはみ出る魚を狙いますよ」と
冗談交じりで話していた記憶がある。
それは冗談ではなく、いつか叶えられる目標だった事だろう。
本流を初めて9年、一時仕事でトラウトの釣りを離れていた期間はあったけど、
再びこの地に戻ってきて、ネットからはみ出るほどのニジマスの
写真が送られてきた。
おめでとう。
そしてありがとう。
記録の瞬間に、僕の作ったネットが同じ空間に同席する。
そんな感動は、作った物にしかわからない、
人の魚を心底喜べる、そんな瞬間である。
色々大変なこともある。
自分の時間を削り、少なからず経費もかかる。
親切の押し売りをするつもりはないが、
そんなのも一切合切チャラに出来るほど、嬉しいものである。
年を重ね、仕事に家庭、周囲を取り巻く環境が変わり、
昔のように釣り一辺倒な生活も難し状況にはあるけど、
年数回は一緒に釣りをして、話を聞かせてください。