夏にカミさんと良く行く低山。
流石に何度も登っているので、お互い少々飽きが来た様子。
同じ山であっても、気候や天候の違いで登った価値はあるのだけれど、
初めて登るワクワクした感覚は、薄れていくものである。
カミさんの体力とか、ルートの難易度から色々と調べ、
いつも登るルートより、若干レベルアップした山を選んだ。
今回の山はバラスの整地された林道が山頂まで続いていて、
登りやすいコースである。
コースタイムも3時間ほどで、運動不足のカミさんにも、
歩きやすいコースだろう。
周辺の山脈の中では最高峰の頂を持ち、
周辺に遮るものがない景色は、登り甲斐も得られるだろうと、
半分カミさんの事を考えつつも、半分は自分のためでもあるという、
下心が漏れ出るような今回の山行になりました。
朝7時に登山口にある駐車場をスタート。
すでに気温は30度に迫るほど。
スタートから、緩やかな傾斜が続き、ウォーミングアップには
最適なコースなのですが、森を切り開いたのではなく、
山の斜面を斜めに切り開いた道、例えるならサザエの
貝殻のような緩やかな螺旋状の林道で、
すでに高く上がった太陽から、容赦なく太陽熱が降り注ぎ、
さらに汗が吹き出して行く。
普段運動不足なカミさんも、それほどペースも変わらず
よく付いてくる。
飲み物の入れ換えで途中立ち止まる程度で、
休憩はなく山頂まで歩き続けた。
回りに遮る高い山はなく
眺望も最高でした。
いつもは同じ山ばかり歩いていたけど、
ちょっと場所が変わっただけで、気分が変わるもんです。
登山のお供がいるって、良いもんだとしみじみ思いました。