連日酷暑が続き、子供たちは夏休みに突入する。
何もしなくても汗ばむ中、人々は涼を求めて彷徨う。
昨今、キャンプがブームになっているのは、
この毎年の酷暑にも影響があるのではと思っている。
避暑地と言えば、富裕層の別荘のイメージが個人的には強く、
高原の自然の中で、優雅に贅沢な時の流れを楽しむ。
そんなある種の憧れ的なものを手軽に楽しめるのも、
キャンプブームの一因になっているのではと感じるのである。
と、貧乏人の僻みはさておいて・・・
毎年恒例のキャンプに行ったお話です。
いつも7月の海の日近辺は、梅雨明けと重なり、
微妙な天気にキャンプの開催の心配をしたりするのですが、
今年は7月の初めに早々と梅雨明けしたお陰で、
天気の心配はあまりなかった物の、
その反面暑さと言うところで、それはそれで心配になりました。
まぁ、どちらが良いかと言えば後者の方で、
外遊び、特に夏の遊びは暑いくらいが丁度いいのではないかと思います。
その為に高原へ、避暑をしにでかけるのですから。
今回もキャンプを共にする友人家族と、今年3度目のキャンプ。
湖が近くにある林間サイトで、夏のキャンプ開催です。
高原と言っても、この日は日本各地で今年の最高気温をたたき出した日。
しょっぱなのテント設営から汗だくで、すでにぐったり。
歩いていける距離にお風呂があるので、大人たちは早速乾杯です。
毎度のことながら、明るいうちから酒が飲めるって言うのも、
贅沢で優雅なもんですね。
温泉の施設を出たのが夕方5時。
湖畔の道をキャンプ場まで帰るのですが、
昼間の暑さが嘘のように、湯上りの火照った体をクールダウンさせます。
それは日が傾くにつれ、さらに過ごしやすくなり、
家にいれば夜になっても30度ぐらいある、過酷な日常からかけ離れています。
酒も進み、夜も徐々に深くなっていく頃、
子供たちがあるものを見つけました。
蝉の羽化です。
この日は新月近辺。
その影響があったのかはわかりませんが、
周り中かなりの蝉の幼虫が羽化の為に、
地中から這い出して、木に登る姿が見られました。
僕も羽化して間もない状態の物は、過去に見た事はありましたが、
少しずつ羽化していくのを見るのは初めてでした。
子供たちは夏休みの自由研究にすると言っておりました。
テントを設営した場所の下から羽化しちゃう奴とか
ちなみに背景はテントのメッシュです。
違う種類の蝉がいっぺんに羽化しちゃったり
もちろんテントの外でも
背景はテントです。
もう、それはてんやわんやの大フィーバー状態。
こんな事なかなか体験できないので、僕もかなり興奮して写真を撮りました。
翌日は近くの湖で釣り。
バスがいるようなのですが、カバーもシェイドも少ない湖で、
しかも日中はかなり厳しく、午前の部、
午後の部とボーズとなってしまいました。
子供たちは残念そうに肩を落としてましたが、
そうそう簡単でないのも、また釣り。
なかなか釣りの楽しさを、身をもって教えてあげられないですが、
これも釣りの一部と思ってもらえれば、
また次に続くのではと思ってます。
3日目は、これも恒例となりつつある、
マダムたちの要望で、神社巡り。
最近流行の御朱印集めに便乗しているようです。
こうやって今年も夏のキャンプが終わりました。
蝉の羽化もあり、子供は初のルアー釣りもあり、
今年も盛りだくさんなキャンプで、
色々と思い出に残る事が多かったキャンプでした。