年に数度登る低山。
他の山には興味のないカミさんも、
そこの山にはなぜかついてくる。
今年の春はタイミングが合わなくて登ることができず、
今年は登らないままになってしまうかと思っていた。
今年の夏は頭から湯気が上がるかと思うほどの暑さ、
そんな夏はやはり山の上と言えど、暑さは堪える。
珍しくカミさんから、
「今年はあの山に登らないの?」と言ってきた。
誘われて断る理由もなく、登っても登らなくてもまぁいいかと言う
気持ちではあったが、毎年の恒例となる登山に、
カミさんの声を待っていたのかもしれない。
早朝は少し肌寒さを感じるほど、
車の外気温計は16度であった。
ひんやりした空気、飛び交うトンボ、
麓ではまだまだ暑さが続く中であっても、
少しずつ秋に向かっているのかと、感じることのできる瞬間である。
標高は900m程度、車でのアクセスも良く、
周回コースは一周2時間半ぐらいで回れてしまうほどの
ハイキングには十分な山である。
何と言っても僕がこの山を好きな理由は、
近くに海が見えるという事だ。
ツリガネニンジンかなぁ。
未だに山野草は種類が多く、区別が難しい。
トリカブトの青が綺麗。
ホオジロだろうか?かなり賑やかに鳴いていた。
確か巻雲とかいう雲の形。
個人的な感想だけど、この山の魅力は空の色が良く、
霞が無く、透明度の高い気がする。
あっと言う間に一周、写真を撮りながらのんびり朝の散歩を楽しむ。
こんなのが山登りの楽しいところなんだろうと、
改めて思うのである。
そんなためにもこの恒例の登山は、
必要なんだなぁと思います。