毎年初詣は混雑を避けて正月休みには行かず、
1月の2週目か3週目辺りの休日に行く事にしている。
元々混雑するところは苦手なのもあるが、
神社仏閣は静かで、閑散している方が好きである。
何かこう、神聖な場所って物静かなイメージがあるからでしょうか。
初詣って言うのは、その年の最初に行く参拝の事だそうで、
大晦日に行ったとしても、それがその年初めての参拝であれば、
それは初詣なんだと聞いたことがあります。
今年の初詣は、例年とは違う神社へ行ってきました。
今年は暖冬で雪も少ないですが、道中雪の心配のある神社は
参拝者も少ないだろうとの予想もあり、
たまに初詣の神社を変えてみてもなんて思ったこともあり、
今年の初詣となりました。
参道は長く往復40~50分くらいはかかります。
前日に少し雪が舞ったようで辺りは白くなっていました。
かなり寒かったですが、それでも例年に比べれば、暖かい方です
参拝をして、カミさんの趣味の御朱印をいただきました。
ここ数年、御朱印がかなりブームで、御朱印を求める参拝者が多くいました。
最近は珍しくない光景になりましたが、御朱印帳を片手に
列を作る人たちは老若男女問いません。
確かに知的なところもあり、このブームを切っ掛けに歴史や信仰に対しても
興味を持つ人が増えるのは良い傾向だと思いますが、
以前訪れたお寺で「御朱印は参拝に訪れた証であり、
スタンプラリーではありません」と御朱印をもらうための心得が
書いてありました。
近くにいた住職が、最近は参拝もせず御朱印をもらおうとするなど、
マナーが悪い人が増えていると仰っていました。
お金を払っているから、そんな事は自由だなんて思う人も
中にはおられるでしょうが、その辺は何の為に集めるのかと言う物を
少し考えても良いのではないかと思った記憶があります。
昔、江戸の方からお伊勢参りに村の代表者が村のみんなの分まで、
参拝にいったそうです。
東海道を何日もかけて歩かなければたどり着けず、
年配の方などお餞別を渡し、代表者に思いを託したのだと言います。
多分、その参拝の証が御朱印なのではないかと思っています。
村の人たちはその御朱印を見て、有り難いと手を合わせた事でしょう。
もちろん実際に参拝した人の、旅の思い出でもあるでしょう。
そんな事も考えながら、御朱印を頂くのも悪くはないと思います。
雪の中の初詣も風情があって良いですね。
歴史を感じ、風景に溶け込む季節を感じ、
神聖な気持ちになるのも、オツなもんだと思います。
しかし、結局翌週に毎年初詣に行く神社で、お札を買いに行きました。
やはり恒例の事をやらなくなるのは、どこか不安な物です。
そんなこんなで二年目の令和も始まっていきます。