毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

Camp at social distance

梅雨明けが遅れた2020年の夏。

コロナの影響もあり、今年初のキャンプに出掛けた。

本当は都心の方の友人家族と一緒に出掛けるはずだったが、

キャンプの前の感染者増加を受け、友人家族は自粛に至った。

屋外のリクリエーションとは言え、大勢でのバーベキューなどは

大皿料理もあって感染リスクは高まると、友人の冷静な判断。

しかも、アルコールが入れば、気持ちも大きくなりマスクなしで

談笑に花が咲く。

毎年恒例だし、年に数度しか会えないだけに、

キャンプに行きたいと言う気持ちを抑え、

キャンセルすると言っていたのが印象に残った。

幸いな事に僕の住む県とキャンプに行く県は、

感染者数も少なく、自粛要請もない。

家族だけのキャンプで、感染予防を万全に

予定通りキャンプに向かう事とした。

 

梅雨空の元、断続的に降る雨の中、明るいうちにテントを設営。

キャンプ場も感染予防の対策で、サイトは1つ置きに配置されていた。

夏のピーク時であればギッシリキャンパーで埋められるサイトも、

雨でのキャンセルと自粛の影響あるのだろう、明らかに客は少なかった。

 

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夕食のバーベキューの後、シトシトとタープを打つ雨の中、

ぼんやり焚火の炎を見ながら、家族と色んな話をする。

朝が早く、疲れとアルコールのお陰で、ウトウトしながらも、

ゆっくりと流れる時間が心地良い。

雨のお陰で夜は涼しく、雨のキャンプは嫌な事ばかりではない。

ひと時、世の中の嫌な事や聞きたくもない事から離れ、

そんな毎日の出来事がまるでなかったかのように、

ひと時の間忘れさせてくれた。

本来なら感染予防とかマスクはマナーとか、

そんな事はなかったことにしたいのは山々であるが、

それをなかったことになんてできない今、

どうあるべきかは個々に考えていかなければならないのかなぁと思う。

巷では、キャンプやバーベキューと言った、一見安全であろう遊びから

感染が広がっているようです。

確かに密にはならない環境だけど、テントの中やタープの中など、

密な環境はできやすい。

テントとの間隔があることで、自分のサイトで過ごす間は

殆どの人がマスクを外している。

確かにせっかく空気の綺麗なところへきて、

息苦しいマスクから解放されたいと思うだろうけど、

トイレや炊事場ではどこから来たのかわからない人と

接触する確率は十分にある。しかし、流れでマスクをしないまま

行き来する人がほとんどであった。

それに感染のリスクがどれだけあるかなんてわからない、

しかし自分や同行者の人が楽しいと思う事や、

楽しい趣味から感染者を出さないようにしなければならないと思うのは

僕だけなのだろうか。

でも、これはマナーの問題で、感染症予防だけの事ではなく、

昨今のキャンプブームの中、取沙汰される問題なんだと思います。

そんな夜のまどろみの中、ぼんやりそんな事を考えていた。

僕は自粛警察ではありたくないので、そう言う場からは

距離を取るように気を付けています。

 

 

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翌日、空が明るくなり清々しい山の空気。

何も考えることなく、笑って過ごせる日が訪れるように、

今自分が出来ることをやって行きたいと思いました。

 

毎年恒例のキャンプなのだが、今年は色んな事を考えさせられる

そんな今年のキャンプでした。