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外遊びの楽しさを探すブログ

カルカッタコンクエスト2

カルカッタコンクエスト51Sを買うにあたっての経緯。

それは当時ハマってうたバス釣りの中に、その理由がある。

 

その当時、スピニングとベイトは持っていた。

一般的なバス釣りと同じく、スピニングは5lbのラインでワームやシャッド。

ベイトは10~14lbのラインで、いわゆる巻物をやっていた。

ある日、水生植物の混んだ池と出会い、スピニングでは取り込みが心配で、

かといってラバージグやテキサスのようなものでは釣れない。

3インチ程度のノーシンカーが一番有効であった。

僕は考えた末、8lbのナイロンをベイトに巻き、ノーシンカーで

水生植物の隙間を狙った。

もちろん掛けても潜られてしまえば終わりなので、

掛けてからスペースに誘導できるところまでルアーを飛ばさなければならず、

ワームにフォールに邪魔にならない程度のネイルシンカーを仕込んだり、

季節によって水生植物の少ない時には、フロロ6lbを使ったこともある。

後に、同じような事を川の石積やテトラでもやった。

その時、スピニングとベイトの釣れ方の違いを考えるようになった。

それは単なる僕の妄想だったのかもしれない。

しかし、より軽いルアーをベイトで使うために釣具を一新させた。

 

まず、竿とリールだ。

リールはピクシーにしようか、プレッソにしようかと

言うところで悩んでいた。

友人との何気ない会話で、全く視野になかった

カルカッタコンクエスト51Sの選択肢が浮上。

当時、ベイトはロープロがカッコ良く、レトロな丸形で

金ピカのボディーがいまいち好きになれなかった。

しかし、最終的な決め手はその容姿であった。

矛盾しているが、その時は全くその気はなかったが、

将来渓流をやる時に使えそうと言うのが決定打だった気がする。

 

竿はしばらくダイワのクロスビートと言うシリーズの一番柔らかい

番手を使っていた。

それでも必要十分で、リールの性能もあって飛距離もそこそこ出せた。

しかし、まだまだ望むところまでの飛距離がだせず、

スピニングを使う釣り仲間との釣果の差は、埋まる気配すら感じなかった。

そこで見つけたのが、今は無きダイコーのバロウズと言う竿である。

1/8~1/2ozが使え、さらにスパイラルガイドを搭載していた。

今でこそ当たり前にあるが、当、1/8ozと表記されている

ベイトロッドはほとんどなく、やっと巡り合った1本だった。

そして、そう言う仕様に振った、本来の使用目的に適した竿の

性能に本当に驚いた。

飛距離は伸び、確実に思い描いていた釣りに1歩近づいた。

その後、ウエダのPro-4に出会い、数々の魚を連れてきてくれた。

 

その数年後、渓流ルアーを始める事になった。

僕としてはシンキングミノーの5gを投げるのは簡単で、

投げやすい部類の重さと重心だったが、

周りに障害物が多く、スイングの制限される中でのキャストの

下手さがモロに露呈された以外は、すんなり渓流に移行できたのは、

他ならぬカルカッタコンクエスト51Sのお陰であろう。

 

未だに1軍であるカルカッタコンクエスト51S。

僕にとって永遠の名機だという事は間違いない。