毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

今年も1年ありがとうございました

クリスマスの夜、皆様いかがお過ごしでしょうか?

クリスマスが過ぎれば、2017年もいよいよ残りわずか。

僕の仕事納めは29日で、休みに入ったと思えば翌日は大晦日、

年末の特番を見ながら一杯やっていると、

すぐに除夜の鐘が響き、新たな年が始まる。

1年を振り返る記事を書いたばかりだが、

今年の事を振り返ったり、来年の事を考えたりということは

決してこの時期特有の事ではなくなり、

ここ数年は時よりこんなことを、不意に考えるようになった。

今の平均寿命から言えば、まだ折り返し地点ではあるのだけど、

このブログのタイトル通り、明日なきものとして、

常に自分を見つめなおし、これからの限られた時間に、

どうやって生きていこうかなんて、

まじめに考える時間が徐々に増えた気がする。

まぁ、考えることのほとんどは、遊びの事なのだけども、

よくよく考えてみると、日常とは別のところで、

考えることがあるのは幸せなことだなぁ、なんて思うのである。

 

憧れた地で釣りをする。

自分の限界に挑戦するべく山に登る。

誰かの為に物を作る。

記憶を記録に残す。

来年も飽きることのない一年になりそうだ。

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過行く2017年、酉年を締めくくる写真で

今年最後の記事を終わりたいと思います。

それでは良いお年を!

 

2017年を振り返る

師走の名のごとく、何かと忙しい年の瀬を人たちが忙しなく行き交う。

2017年も残り2週間。

毎年恒例となった、1年を振り返るこの記事も前ブログから引き継がれ、

10年以上続けられているこの作業で、今年も無事終わったと思わせてくれる、

ある種行事化した域に自分の中では達している。

後でこの記事を読み返した時、この一年のダイジェストの如く読み返せるのも、

この記事を書く意味でもあるのだ。

 

世界情勢も騒がしかった2017年。

僕的には特に波も無く、穏やかな年だったように思う。

2017年の始まりは、毎年恒例の管釣りから始まった。

北部の山沿いに位置する初めて訪れる釣り場は、雪はなかったものの、朝の冷え込みは半端ない。

ガイドに付いた氷を解かすために、5投に1回は水につけるほど。

スプールのラインも凍り、手の温度でラインを解かしながらキャストを続ける。

ここ毎年この時期に釣りをする中でも、かなり厳しい状況の中でも、

ありたいことに遊んでくれる魚がいてくれる。

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今年初めて川に出たのは、3月の終わり。少し遅めの解禁を、釣友と一緒に迎える事が出来た。

しばらく遠方に転勤していた釣友と、時より談笑を交えての釣り。

しばらく忘れていた釣り本来の楽しさを、久々に思い出した。

 

僕は魚を手にすることはなかったが、釣友は僕の作ったランディングネットに、

魚を滑り込ませ、その瞬間を2人で分かち合う。

今思っても、この釣りは印象に残り、その印象に残った釣りは

ボーズだったと言う、なんとも面白い記憶になった。

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4月からはいつもの渓に通う日々。

一つのストレッチに固執し、毎回違う攻め方をする。


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時にスプーン、時にミノー。 

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何かを掴みかければ、その核心もろとも崩れ去る現実。

そんな釣りに一喜一憂し、久々に真剣に釣りをした初春であった。

 

久しぶりに春の魚に出会えた5月。

春の魚にふさわしく、春のポイントで、春らしい魚に出会う。

久々の尺越えに、針から魚を手がかすかに震えたのを覚えている。 

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初夏には地元の馴染みのある川の上流、

堰堤のさらに上流を目指す、初めての挑戦をした。

幼少期より現在まで、その川はいつも身近にあったものの、

源流へは初めて訪れた。

良く知っているのに、初めての感覚が不思議であり、

その中にも懐かしさを感じる。

苦労の末、運良く魚を手にすることができ、

この挑戦に花を添える結果も残せた、今年を象徴する釣りとなった。

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釣りと共に春から登山にも出かけた。

それと共に今年は友人より一眼レフを頂き、

それが切っ掛けとなり、写真の面白さにハマるにはそう時間はかからなかった。

山に一眼を持っていくなんて、考えもしなかったけど、

カメラを担ぎ、山で撮った写真を家で見ると、

登山家でカメラマンの気持ちが、少しわかったような気がした。

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山頂の水辺。

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紅葉の山並み。

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山頂からの写真は、心をその場へと運んでくれる。

ひょんな事が切っ掛けで、ランディングネットを使っていただき、

そしてカメラの面白さを教えてくれた友人には、

感謝の言葉しか見当たらない。

本当にありがとうございました。

 

今年は何かを計画すると天候に阻まれ、

思うように外遊びが出来なかったが、

こうやって振り返ると、楽しい思い出ばかりである。

まぁ、最終的に楽しいで終われることは最高な事であると思うのである。

 

今年1年当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございました。

皆さんの2017年はいかがでしたでしょう。

きっと百人百様の1年があったのだと思いますが、

それがどんな1年であったとしても、

来年は良い一年になりますよう、お祈り申しあげます。

 

冬の工作

街はすっかりクリスマスムード一色になり、

なんとなく慌ただしい師走が、ただただ流れていく。

例年であれば、とっくに工作に取り掛かっている頃なのだが、

今年は貰い手の目途がたたず、とりあえずネットの

ストックを作るという作業が、いまいち気が乗らない原因でもある。

やはり使い手の事を知り、その人の釣りやスタイル、

釣りを通じた考え方などを考慮して、使い手を思い描き、

使い手がどんな魚に出会い、どんな感動が待っているのかを

想像しながら作った方が、楽しいし、やりがいもあるってものだ。

 

そんなことで今年はランディングネット以外にも、

何か作ってみようかなんて思っています。

素材は竹に拘らず、釣りに関する何かを考えます。

 

しかし、とりあえずは時間のかかるランディングネットの

グリップでも削るとしましょうか。

 
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冬キャンプ

天気に阻まれて、思うように外遊びができなかった今年の秋。

ようやくタイミングが合って、いざ秋キャンプに出掛けられたのは、

11月も下旬に差し掛かった頃でした。

 

秋キャンプでよく使う、海辺のキャンプ場。

この時期は山間よりは暖かく、海の幸も楽しめるので、

毎年秋になると訪れます。

初日は生憎の雨、そして北日本を中心に広範囲で寒波で覆われ、

秋と思っていたら、まさかの冬キャンプとなりました。

 

夜には雨も上がり、肉と魚介で豪華な宴。

この時期もキャンプ客も多く、薪や灯油ストーブ持参のキャンパーの

姿もあり、本格的にキャンプを楽しむ人が多くなったのが、印象的でした。

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翌朝は寒い物の、見事な快晴。

最近、2泊のキャンプに慣れてしまうと、1泊が少々億劫に感じる物で、

二日酔いを引きずりながら、テントの撤収をしていると、

子供は終わらない宿題をする。

最近はこんな光景も恒例となり、こんな青空の元勉強できるなら、

ちょっと良いのかなぁなんて大人は思いますが、

子供にしてみたら、たまったもんじゃないですかね。

 

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帰りに立ち寄った公園では、まだ紅葉も綺麗で、

子供と遊んで家路につきました。

帰宅したその晩、僕の住んでいる山間に雪が降ったとのニュースに、

改めて冬キャンプだったのだなぁと、

熱い風呂に入りながら、そう思い返しました。

裏庭

今年も早い物でもう11月。

日に日に夕暮れが早くなり、朝が遅くなる。

朝は吐く息も白くなり、郷の紅葉も徐々に落葉し。

庭の植木の手入れもひとまず終わり、

年末を感じるには十分すぎるイベントが終わっていく。

 

そんな中、手入れを済ませ、さっぱりした植木や垣根の中を、

来る厳しい冬に向け、せっせと野鳥たちがせわしなく行き交う。

そんな姿を昨年までは、見るだけしかなかったものの、

今年はカメラのお陰で、撮る楽しみができた。

望遠利かせて撮る野鳥は、遠すぎて肉眼では確認できない個体も、

確認できてしまうので、あれはスズメだろうと撮った正体は

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ジョウビタキだったり。

今度こそスズメだろうと撮った写真が、

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まさかの電線にとまるメジロだったり、

今度こそスズメだろうと撮ったのが、

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今度こそスズメだったり。

七転八倒、すったもんだしながらも、

難しくも楽しい時間を過ごしております。

僕にカメラを託してくれた友人も、

そんな楽しみを分けてくれたのかなぁ、

なんて最近徐々に楽しさが増してきた写真を撮りながら、

晩秋の青空の元、友人に改めて感謝する休日でした。

紅に染まる葉

紅葉の前線が、春の桜前とは逆に南下していくと共に、

標高低いところへ、そしてやがて郷へと、

ゆっくりその範囲を広げて行く。

庭のドウダンツツジが色づき始める頃に、

家から見える山が雪化粧をした。

季節の移り変わり、やがて郷にも冬の知らせが届くのも、

そう遠くないことだろう。

 

休日に家族を連れてちょっと遠出をすると、

そこは10度を下回る気温に、肌寒いを通り越し、

すでに冬を感じさせられた。

色づくモミジも真っ赤に染まり、

既に葉を散らせ始めていた。


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今年も後わずか、また慌ただしい師走が

すぐそこまで迫っています。

カーステ

僕が車の免許を取った頃、車のステレオと言えばカセットであった。

純正でカセットデッキが大体標準で、グレードが下位の方ならラジオのみ、

オプションでCDデッキがあったけど、高根の花で手が出なかった。

 

自宅にはレコードプレーヤーもあったが、家庭用のCDデッキが

普及し始めたのは僕が中学生の頃だったろうか。

当時はコンポを持っている事がステータスで、

親父の昭和大全集なんてタイトルの演歌のLPレコード

(今で言うオムニバスと言ったところ)を、

車で聞けるようにカセットに録音してあげるのを約束に、

コンポを買ってもらった記憶がある。

 

話はカーステに戻って、免許を取った頃にはCDは十分、

レコードに取って代わるほど、普及していたにも拘らず、

車で流れる音楽は、自宅のコンポでカセットに録音してものだった。

社外でCDデッキもあったけど、まだまだ免許取りたての

若者が買うにはちょっと手が出ない。

そんな時徐々に出てきたのがチェンジャーなるもの。

CD6枚を専用アダプタに差し込み、その中に入っている

CDを選んで聴ける優れもの。

たぶん今の若者はチェンジャーなんて知らないだろう。

中には10枚入るものとか、FMのバンドを使ってカーステから音を出す、

いわゆるワイヤレスなんてのもあって、一時代を築いたものである。

チェンジャー本体が座席の下や、トランクに搭載されていて、

CDを替えるのが面倒な面もあり、徐々に姿を消していった。

 

その後の世代になると出てきたのが、MD。

この頃からツインデッキが普及し始めたような気がする。

僕も工賃をケチって、デッキを自分で交換したり、

スピーカーを取り換えたりし始めた頃でもあった。

 

カーステに拘りを持っていたわけでもないけど、

車の中で流れる曲は、思い出そうにも思い出せないが、

街頭で流れてくる曲に、当時の記憶が蘇るなんてこともある。

当時、車で好きな音楽を聴きたい、その気持ちが、

なけなしの小遣いはたいて、カーステを入れたのかもしれない。

 

前置きは長くなったけど、愛車のジムニーデッキが壊れ、

CDの再生ができなくなって半年。

最近じゃ、とりわけ車に乗ってまで、聴きたい音楽もなく、

もっぱら通勤の足であるのも、諦めとなって、

無音の車内も慣れた頃であった。

何を思ったか、思い付きで中古のデッキを購入し、

十数年ぶりとなるデッキ交換。

 
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しばらくやってないわりには、なんとなくでも出来てしまった。接続してテストで車のキーをONにすると、

半年ぶりに車内に音楽が流れた。

やっぱり音楽があると良いもんだ。

 

休日の午後のひと時、取付後は意味もなく一回り車を走らせた。