毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

ロッドリメイク

とある友人の勧めがあって、

ひょんなことからロッドのリメイクをすることになった。

「ランディングネットが作れるんだから、ロッドリメイクは簡単ですよ」

そんな誘いにその気になって挑戦することにあいなりました。

 

雪もちらつく2月の中旬。

友人の家を訪ね、ノスタルジックなアラジン石油ストーブの上に

乗っているやかんがカタカタと音をたてながら、

ホワホワと湯気を立てている前に座り、

ロッド作りのイロハを聞いていると、

友人がガサガサと本棚から古い雑誌を出してきた。

古いGijiで発行は90年代であった。

パラパラとページをめくると、モノクロのページに

スレッドの巻き方がコマ送りのようなレイアウトで紹介されていた。

その写真を僕に見せながら一連の流れを説明してくれた。

懐かしい雑誌に少々脱線しながらも、作業は進みなんとかブランクに

ガイドが搭載され、残すはあと数回のラッピングと、

グリップの加工と取付。

この作業、いやロッドメイキングの必需品ロッドモーターも

思い切って買ってしまった。

 f:id:gonfactory:20190312002201j:plain

どのくらいやるかはわからないが、

ランディングネットのように一生ものの趣味になるだろう。

そんな気がなんとなくしていたから、

あまり迷いはなかったように思う。

 

ブランクとグリップの仮組。

 f:id:gonfactory:20190312002233j:plain

失敗や、加工についての悩み。

ハンドメイドを始めた頃に感覚は似ている。

失敗を重ね、遠回りをし、色んな無駄をしながら、

少しずつ完成へと近づいて行く。

このご時世、ググれば何でも分かってしまう。

こんな遠回りが楽しいと思えるのは、

ネットのない時代に育ったからなのか、

すぐに答えの出ない物も、それはまた楽しいと思えるのである。

 f:id:gonfactory:20190312002304j:plain

少しずつ時間を掛けながら、徐々に形になっていくロッドに

一喜一憂しながら楽しんでいる。

また新しい趣味を見つけられた。

勧めてくれた友人に感謝である。

シジュウカラ

少しずつ春の足音が聞こえてくるような、暖かな日が続く。

冬の間、庭先に毎年来るようになった今年のシジュウカラは、

寒さが落ち着いた頃に、4羽ほどのグループで毎日来るようになった。

本来なら寒さの厳しい時期に毎日のように来るのだが、

なぜか今年は2月の中頃より頻繁に来るようになった。

 

f:id:gonfactory:20190304233827j:plain

可愛らしい姿で、懸命にピーナッツをほじくる。

他の餌場に餌がなくなったからか、それともピーナッツのほじり方のコツを掴んだか。

それは想像の域を超えることはないが、毎朝地鳴きが庭から聞こえてくる。

春になればやがて他の場所に移ってしまい、また冬になるまでは

なかなかその姿を見ることはできなくなってしまう。

春は出会いと別れの季節ともいう。

我が家の庭先でも、小さな別れがあるんだなぁ。

後少し、もう少し、賑やかな朝のひと時を楽しませてほしいと思いました。

f:id:gonfactory:20190304234855j:plain

 

今年の工作

自分の物だとなんだかやる気が出ない。

昨年の間に接着したグリップは、

ようやく”グリップらしい”形になってきた。

 f:id:gonfactory:20190224003413j:plain

すでに多くの川で解禁になり、

春を待ちわびた釣り人たちで、川は賑わう季節になった。

まぁ、いい時季にできていれば良い。

ただ、陽気が良くなってくると、気持ちは釣り場に向かってしまう。

あまり縛られない、そんなスタンスが僕の作る

”物”の真骨頂な気がする。

月末辺り、そろそろ釣りを本格始動する頃だろう。

ネット削りながら、今年の夏は自分の釣りを思い描く。

そんな時間がとても好きなのだ。

新たな挑戦

1年ぶりに会う友人に、ひょんな話からロッドのリメイクを進められたのは、

昨年末のことだった。

なぜそんな話になったかと言えば、渓流に使うベイトロッドが見つからないとか、

そんな話からだったと思う。

その面白さと、それほど難しい物ではないとのそんな話に、

いつしかワクワクした気持ちになり、その気になっている自分がいた。

 

なんでこの季節に友人の元を訪れたのかと言うと、

ガイドの取り換え方などのを、教えてもらうのが目的だ。

ガイドの外し方、スレッドの巻き方、ブランクの考え方など、

時折古い釣具の話だったり、それは楽しい講義となった。

エポキシを塗り乾くまでの間、川の様子を見に行こうと、

しばらく車を走らせ、通年釣りができるキャッチアンドリリースの川に着いた。

雪がちらつく中、解禁直前という事もあり、

思いの外釣り人は多かった。

僕としては今年の開幕戦と」なったのだが、

案の定魚からのコンタクトはなかった。

いつもは3月の待つ頃が僕の開幕なのだが、

思いがけず1か月ほど早まった開幕で、

あぁ今年も始まったんだな、なんて気持ちにさせてくれる。

 

家に戻って残りのスレッドのコーティングを行う。

一生ものの趣味になるような気がして、

ロッドモーターも購入した。

 f:id:gonfactory:20190224003322j:plain

「出来上がったら入魂しに行きましょう」

教えてもらった友人への恩返しと言う意味でも

見せられるものをしあげたいなぁ。

もうすぐ春、そして解禁が待っている。

そんな暖かい休日に、陽だまりの中工作しています。

今年のシジュウカラ

今年もピーナッツリーフをやっています。

昨年の秋ごろに庭先で目撃して、

今シーズンは早々とピーナッツリーフを始めたのだけど、

それ以来姿を見ることもなく、ピーナッツが減る事もなく、

そのまま年を明け、季節が進み気温が下がってきたころ、

ようやくシジュウカラが現れた。

 

今年の子はいまいち捕食がうまくないようすで、

すこしほじくっては殻からピーナッツが出てこないと諦めてしまう。

昨年の子たちは器用についばんで、あっと言う間に無くなってしまったんだけどなぁ。

個性なのか?それとも他に捕食しやすい餌場があるのか?

そんなことを考えてる時間が、なんとなく楽しいなぁと思える。

f:id:gonfactory:20190207005234j:plain

ピーナッツを丸々1こ、殻からほじくり出し、

枝にとまって食べている。

写真としてはボツに近いけど、今年の子は恥ずかしがり屋で、

なかなか近づくことを許してくれない。

今のところはこれで限界かな。

春になり、餌が増えてここに来なくなるまでには、

少しはお近づきになれるだろうか。

ちょっとした毎朝の楽しみです。

 

庭先の野鳥

厳寒期に入り、庭先に野鳥が増えてくる。

寒いのはニガテで、冬はいまいち好きになれないのだけど、

遠くに出かけなくても家の窓から野鳥を眺められる、

そんな楽しみもあるから、嫌のならずにいられるのかもしれない。

 

野鳥は毎日訪れてくれるのだけど、

なかなかシャッターチャンスに恵まれなかったのだが、

向かいの木にとまっていた野鳥をやっと撮る事が出来た。

f:id:gonfactory:20190207003826j:plain

シメ

名前はもちろん知っていたし、何度か姿をみていたものの、

こうやって写真に収められるのは初めて。

釣りと同じで、初物は嬉しい物です。

時計

腕時計を買った。

 f:id:gonfactory:20190130001432j:plain

そもそも腕時計はあまり好きではなく、

ずっと腕時計をしていなかった。

特に理由はないのだが、今の世の中携帯、スマホに時計が付いていて、

車にだって時計はついている。

時間を知るには不自由はなく、あえて腕時計を持つ必要性も感じられなかった。

なにより、時間を気にしているようで、あまり好きではなかった。

かっこつけているのだろうけど、時間に縛られた生活をする中で、

意識だけは時間を気にすることなく、自由に生きたいと思っていたからと

いうところだろう。

どうせ買うなら一生使える物が良い、僕としては腕時計にフンパツした。

これからどんな時間を刻んでくれるのだろう。

慣れない腕時計に少々戸惑いながら、

どこか遠くに出かけるのが楽しみである。