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防錆軸力安定剤?

タイヤ交換(ここで言うタイヤ交換とは、ホイールごと交換することを指します。個人で夏用タイヤと冬用タイヤ替える時のことです)する際に、ハブボルトに何か塗布しますか?これは知る人ぞ知る、昔からよく議論されていたことで、エンジンオイルだったり、モリブデングリスだったり、ボルトの錆やブレーキによる熱でボルトが固着するのを防止するために塗布されたりしています。サーキット走行などでよく用いられるもので、サーキットのような過酷な走行をする車両では、所謂焼き付きと言う現象が起こって、ボルトが外れなかったり、破断してしまったりします。それの防止でボルトのネジ山に焼き付き防止剤を塗布するのですが、これをホイールに使う事に賛否がネットを中心に未だにあるようです。

否定派は、ボルトのネジ山にグリスを塗ると言う行為は、緩みやオーバートルク(ボルトの締めすぎに繋がり危険だと言う意見が多いです。確かに錆などで固着してしまった場合、5-〇ー6で知られるような、潤滑剤をボルトを緩めるのに使ったりします。確かに緩めるために使うのですから、緩むとか摩擦が無くなり締め込む力が伝わりやすくなるような気もしますので分からなくもないかなぁと思います。

一方肯定派は、そもそもボルトを締まる原理はボルトがネジ山で閉まることにより、ボルトのネジ山部分の軸がほんの僅か伸び、その力でボルトを固定させるもので、ネジ山の摩擦で締まっているのではないから、別に焼き付け防止のグリスを塗ることで、緩むことは無いとのことでした。

 

僕はと言うと、昔から塗布派です。サーキットを走っていた(バイクで)頃からの習慣みたいなもので、僕が通っていたバイク屋さんはレーサーには必ず塗っていました。一般のバイクも、ブレーキ回りやエンジン回りの熱の影響を受けるところは縫っていましたので、それが普通なんだと思ってました。特にステンやチタンのボルトは、かじりやすいので、必ず塗った方が良いという事です。

特に車のハブボルトは錆びやすく(熱や塩害で)、その錆が付いたまま締めたり緩めたりすることで、ネジ山を痛めるので、かじりの原因になりやすく、それを考えると塗った方が良いのではと言うことでした。確かに、ホイールナットを緩める時、キーキー言ってる車ありますしね。

 

で、長年愛用していたワコーズのモリブデングリスがついに終わったので、新しいのを買おうと思ってネットで検索していると、良さそうな物を発見しました。と、言うか、個人でホイール交換ぐらいで使ってるのでは全然減らず、最後の方は中身があるのにガスが無くなってモリブデングリスは終焉を迎えました。

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トルクキープ

詳しい話はググってください・・・

 

個人的には5-〇ー6でも良いと思うんですけどね。5-〇ー6を布やペーパーでハブボルトを拭いて錆取りや防止の為に使うならネジ山も痛まないし、5-〇ー6って蒸発しちゃうので、熱でその内取れちゃうでしょうし。この辺は個人の知識や経験の差もあるので、あまりうのみにせず、色々経験してやってもらった方が良いかと思います。

 

軸力だとか、摩擦力だとかいろいろ難しいですが、興味のある人はググってみると色んな意見や実験が出てきますので調べてみてはいかがでしょうか。

それに車はあまり自分でメンテする人も少なく、車屋さん任せにしてる人や、なんとなくわかった感じの人が多いので、誤解や正しい方法など理解してない事がある気がします。しかも、本職の人にも考え方があるので、ググったところで何が正しいのか分からなくなると思いますが、結局は何に重きを置くかと、気持ちの持ちような気がします。