毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

初魚

4月に入って、入学式に桜の開花を間に合わせるかのように、

一気に春らしくなってきました。

今日入学式の学校も、多いと聞きます。

やはり校庭に桜が満開だと、文字通り入学式に花を添えると

感じさせますね。

 

週刊天気予報を見ると、週末の天気は雨。

半分諦めながらも、往生際悪く目覚ましだけはかけて就寝。

アラームで目を覚まし、布団に潜ったままで天気予報を見ると、

曇りマークに変わっていた。

それからイソイソ支度を始め、今シーズン初のホームの川へ向かった。

 

そのシーズン最初に訪れる川には、毎年同じようなワクワクがある。

川は毎年少しずつ変化があり、懐かしさの中にもワクワクが存在する。

どうやら秋から冬の間に、整備をしたようで、

流れが大きく変わっていた。

しかし、それは護岸とかではなく、あくまで自然を壊さずに、

岸の侵食を防ぐ為の整備に僕は思った。

川筋を川幅の中央に寄せたことで、新たに良い縁が生まれていたからだ。

なんとなく『帰ってきた』と言う気持ちにさせてくれるのである。

 

スタート時には降っていなかった雨も、

進んでいくうちに雨粒が強く水面を叩くまでになり、

断続的に終始降り続けた。

目に着く良いポイントは反応はなく、

当たり前の話だが久しぶりだと言うのに、

魚は僕との再開を歓迎していないようだ。

 

お気に入りのストレッチの中盤で、良いポイントが連続する。

最初の縁でチェイスがあると、2つ目でバラシ、

3つ目でようやく顔を拝むことができた。


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ここのところ渓流の初魚はこの川である。

家に着く頃には小降りになった空を横目に、

濡れた道具を干すのでした。

親友と釣り

季節外れの寒気に、開花を控えた桜もたじろいだ3月の末。

5年ぶりに転勤離れていた友人と、久々の釣行となった。

雪をちらつかせる早朝の集合場所、

そこは転勤前のその友人とよく待ち合わせた駐車場。

しばらくぶりの駐車場はだいぶ様変わりしていたものの、

早朝の暗がりに僕を待つ友人の車が、ポツンと停まっているその光景は、

どこか懐かしい。

車の上にうっすら積もった雪が、深夜に雪を降らせたことを教えてくれた。

先日までの春のような気温から一変、真冬に戻ったかの気温。

その日の釣りは厳しいだろうと容易に想像がついたが、

そんなことは全く気にすることなく、とりとめもない会話が車内を取り巻く。

 

川沿いに走る国道に設置された温度計は、マイナスの気温を示していた。

釣場に到着すると、周囲の山々は昨晩の雪で白く化粧をしている。

川辺の土手や田畑は霜で白く、川岸のよどみには氷が張っていた。

周囲がだいぶ明るくなる時間、僕もこの日が今シーズン最初のキャストをする。

想像していたより寒くなく、その1投1投で徐々に体も温まっていく。

低水位のお陰で、魚が付きそうな流れは遠く、待望の朝一に魚からの反応は無かった。

 

この川は5年前、友人と本流トラウト始めた場所。

試行錯誤でポイントを探索し、その面白さを覚えた場所である。

転勤する前に友人の為に作った、ランディングネットは、

転勤先での使う場所がなく、戻ってきてようやく活躍の場を得られた。

竹ランディングネットを作り始めて2本目のそのネットはまじかで見ると、

その時の思い出がぽろぽろとこぼれ落ちた。

 

ポイントをいくつか周るが、魚からの反応は未だにない。

こんな状況もいたって普通といったところ。

毎年この時期にこの川を訪れているからこそ、

この川の厳しさを身をもって知っているのである。

 

2人一定間隔を保ちながら、時々先行を交代しては打ち進んでいく。

そろそろ飯にしましょう。

そんな言葉をかけようか考えていたとき、

横の視界に友人が竿を曲げる光景が写った。

おお!

川の流れに消されぬ声で叫び、自分のルアーを急いで回収して、

彼の元へ走り寄った。

近づいてやや後方からやり取りの一部始終を見守る。

竿の曲がりから、魚は小さくないと見て取れた。

そして、僕が作ったランディングネットに、魚を滑り込ませた。

やった!

交互に二人の口をついたのは、その言葉だった。

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友人として、ランディングネットのオーナーとして、一釣り人として、

彼の存在を改めて思い知る。

そして、お帰りなさい。

また、あの楽しさが戻ってくるのかと、そんな予感は現実となった。

 

釣りの帰り、二人で温泉に入り、居酒屋で祝杯を挙げる。

こんな釣りを通じての楽しさを、僕は探していたのかもしれないと思える、

長い長い一日を車中泊の車内にて思うのでした。

 

いろいろとありがとうございました。

動物園

久しぶりに家族で動物園に出かけてきました。

僕はテーマパークでは動物園や水族館が好きで、

以前はよく出かけていましたが、ここ数年ご無沙汰でした。

 

桜の蕾もそろそろ緩み始める公園内の桜並木を横目に、

訪れたのは上野動物園

 


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まずはパンダ

いつも寝てるところしか見たことがなかったのですが、

お食事の時間に見ることができました。

 
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プレリードックは可愛らしく愛の抱擁中。

 
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トラもタイミング良く食事の時間に見ることができました。

肉の塊食ってましたね・・・。

ガラス一枚隔てて、猛獣が見られるって、

ようよく考えてみると、凄いことです。

 
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僕はこのホッキョククマが好きで、

結構長い時間見ていられるのですが、

家族にせかされてのんびり見られないのはいつもの事です。

 
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展示方法もその動物園の思考がふんだんに詰まっていて、

小窓からこんなアングルで、見たことない物が見られたりします。

 
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アシカは夫婦?親子?でお昼寝中。

寝顔がかわいいです。

 
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閉園まじかに再びパンダ舎に入ると、

カメラ目線を頂き、楽しかった動物園が終了。

やっぱり動物園は変化があって、いつ来ても楽しいですね。

お買い物

渓の解禁より早3週間ほど経過しました。

知人のSNSやブログでは、今シーズンの初魚を

喜ぶような写真が、スマホの画面を彩ります。

この冬は里に雪は少なかったように思いましたが、

解禁明けの渓の写真には、残雪が多く、

みんな苦戦していたように感じました。

 

一方僕的な解禁は、例年3月の末頃。

昨年に6年使ったウェーダーがダメになりました。

何度も修理をしては、漏水・・・。

今年思い切って新調しました。

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どちらがついでかわかりませんが、

久しぶりにリールも購入。

なんだか新しい物に囲まれると、

一気にテンションが上がる、単純な性格です。

 

さてさて、フックでも巻いて、準備しましょうか。

削り作業

今回のランディングネットは素材の暴れで、

大イブ苦労しましたが、ようやく粗削りまでこぎつけました。

本来なら材料を厳選して、そう言った材料は使わないのが、

仕上がりにも、作業時間にも、大きく影響することなのですが、

なにせ材料も自分で削り出すので、その材料のクセみたいなものが、

いまだに見抜くことができず、後工程での補正に時間が掛ってしまいます。

 

外周のフレームは節の部分を残し、表面は竹の表面と同じく、

丸い形状を残すのが今まで作ってきたネットに共通することです。

竹の表面は衝撃にも強く、強度もあり弾性もあるので、

材料を減らせる利点があります。

材料が少ないと言うことは、軽さにもつながります。

何しろ素材は知人の竹やぶからいただいてくるので、タダ。

そんなこともあって、ランディングネット材料は、

竹を使っています。

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後は形を整えて、加工の工程に進みます。

カタログ

各所で渓の解禁に沸いた先週、

知人から解禁を今か今かと待ちわびる、

子供のようなワクワクした内容のメールが届く。

そして、そのメールの内容に驚いた。

 

昨年ランディングネットを作ったお方の写真が、

オーナー鈎のカタログに掲載されたということだ。

しかも、その写真にはランディングネットが写っていると言うこと。

主役はもちろんその方の写真であり、釣行で出会った魚であり、

釣行そのものを繋ぐ、メーカーの商品なのは重々承知の上だし、

メディアに取り上げられるのを目標としていたわけではないのだが、

これが嬉しくないはずはなく、純粋に喜ぶ自分がいた。

 

後日丁寧にカタログが僕の元に届いた。

宝物を探すように、1枚1枚ページをめくる。

あ!この鈎使えそう!

こんな商品もあったのか。

なんて脱線しながらその写真が目に飛び込んだ。

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カタログのお礼に電話で話すと、

カタログに掲載されたことより、

掲載の事を教えてくださったこと、

カタログを送ってくれたこと、

僕の作ったランディングネットを使ってくださること。

それらが何よりも嬉しい、そんなことに改めて気づきました。

 

カタログありがとうございました。

写真の使用を了承していただいて、ありがとうございました。

 

黄色い花

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今年も庭先に黄色い花を携え、

春の訪れを教えてくれる福寿草

例年梅の花より若干遅れて、花を咲かせるその時期が、

渓流の解禁と重なる事から、この花を見ると渓流のことを思い出す。

混雑する渓流がニガテな僕の開幕戦は、

里で桜が今にも花開く時期に、始動するのが恒例だ。

なので、庭先の毎年決まった場所に花を咲かせるこの福寿草は、

渓流の準備をする目安となっている。

色は鮮やかな黄色、いかにもおめでたそうな名前。

今年も僕を迎えに来てくれた、そんな気持ちにさせてくれるのです。