毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

早速

先日旅だった竹ランディングネットのオーナーさんより、

早速釣果の写真をいただきました。

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いつもは川の釣行が多いオーナーさんですが、

この魚は珍しく湖。

僕的にはレアな釣行での入魂だったので、

その辺も嬉しいことです。

 

次に出会う魚はどんな魚でしょう。

そんな出会いを僕も楽しみにしています。

 

身近な山に

季節外れの暑さに見舞われ、

初夏への移り変わりを感じる間もなく、

季節は次へと足早に過ぎ去ろうとしていた。

 

その季節に照準を合わせるかの如く、

冬の間に鈍った体に喝を入れに久しぶりの山登り。

今回は以前から気になっていた百名山の一つ、

関東平野の山間部の始まり、赤城山に登ってきました。

今回はただ登るだけでなく、鍛錬とある目論見があった。

それは、友人より譲り受けた一眼レフを持っての山登り。

良い写真を撮りたい願望はあったけど、

体力的にもカメラ1つの荷物はバカにならないと思っていた。

自分へのテストも兼ねて、難易度は低すぎず、高すぎずの山を選んだ。

 

日の出まじかに家を出て、登山口にほど近い駐車場に降り立つと、

長袖でもひんやりと肌寒い空気に包まれる。

今回飲み物の他に水をザックに入れ、自分を追い込んだ状態で山へ挑む。

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アカヤシオと言うそうだ。

写真を撮るために足を止め、セッティングをしながら

アングルを変えたり、ひとしきり写真を撮る。

今までスマホでササっと撮って、

足早に先を急いでいたのだが、

写真を撮ると言う行為は、休憩にもなり、

足を止め景色を眺めると、気持ちも安らぐ、

そんな効果もあるんだと、

今更ながら山登りの楽しさに気づいたのである。

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生憎遠くは霞んでいましたが、僕にしてはまずますな眺望。

ここまで来ると太陽が高くなり、日差しが強くなってくる。

久しぶりに大量の発汗で、かなり体力も消耗してました。

 

フウフウ言いながら登っていくと、

やたら近いところで野鳥がさえずっている。

ふと道の先に目をやると、

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巣材を集めるヒガラに遭遇。

一心不乱にシャッターを切るものの、

これが今の限界です。

 

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こちらも一生懸命巣材を集める、

ジョウビタキの女の子。

鳴かずにすぐそばの枝にとまっていてくれて、

写真を撮り終えるまで待っててくれました。

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山頂付近の鳥居で飲み物を入れ替え、

すぐに出発しますが、この日は日曜日。

続々と登山者がすれ違います。

 

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下山途中から見える赤城神社

降り始めると、石がゴロゴロして、かなりの急こう配。

ですが、シーズン初めにもかかわらず、

足も痛くならずに無事下山。

ですが、翌日の筋肉痛は、文字通り鈍りを痛感する結果となりました。

さて、次はどこに行こうか楽しみなところです。

竹ランディングネット No.10

ここ数年は、年1本ペースの竹ランディングネットの製作。

なので、なかなか上達しないハンドメイド。

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今回のランディングネットのオーナーは、これが2本目となるいわゆるリピーター。

作り手にとっては、この上ないオーダーである。

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間口は45cm。

網の色はオーナー希望のエンジ。

ショートグリップは、もはや僕の好みの押し売りでもあるのだが、

銀毛化した遥かな旅をしてきた魚を狙うのには、

携帯性も必要不可欠と考えた。

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10本目となる竹ランシングネット製作は、今年で5年を過ぎた。

今回のランディングネットは、どんな魚とのドラマを共有するのだろう。

そんな事を考えながら、また次の構想を膨らませるのでした。

 

良い時を共に。

海の釣り

家から海は遠く、海に行けるのは年に数度。

数少ない海の釣行はいつも楽しみである。

季節によって対象魚が変わり、また潮と言う要素も加わって、

より釣りを複雑にさせる海は、淡水の釣りとはまた違った難しさがある。

今回はお供を連れ、防波堤に訪れました。

 

この時期比較的に釣りやすい、防波堤周りの魚を狙います。

この日のお供は、お義父さんと娘と僕の3人。

普段は単独釣行がほとんどなので、同行者がいるというのは

楽しいものです。

 

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こちらは底でカレイ、キスを狙ってます。

僕は娘の投げる練習に付き合いながら、

手軽にメバルを狙います。

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そこそこのサイズを家族分揃えて、晩御飯のおかずに持って帰ります。

まだまだ釣れる感じでしたが、必要以上の釣らないのも、

釣人である為に必要な事だと僕は考えます。

 

日が傾いてきたころ、撤収の準備をしていると、

この日釣果のない娘は、最後まで諦めていない様子。

ラスト1投と言った次のキャストが、この日1番の飛距離。

ゆっくり巻いてきたところで、娘が何か言っています。

また、根掛りかと思って目を竿先にやると、穂先が叩いています。

魚だ!魚だ!

大人2人は大騒ぎ。

海から姿を現したのは、尺近いキス。

初めての釣った海の魚。興奮気味に鼻の穴を膨らませ、キラキラした目に、

スレた釣り人が忘れかけたものを見た気がした。

この釣行はいろんな意味で、楽しい釣行でした。

いちご狩り

何十年ぶりかにいちご狩りに行ってみました。

生憎の空模様の中、いちごのハウスの中は雨に濡れず、

直射日光もなく、快適にいちご狩りを楽しめます。

行楽と言うと天気の良い日が良いですが、

雨の日には、雨の日の楽しみ方があるものです。

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30分食べ放題。

入口で練乳をもらって、いざスタートです。

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だいぶ少なくなっていたようですが、

花も咲いていて、5月中くらいまでは楽しめるようです。

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中には練乳もいらないほどの甘い物もあって、

序盤はパクパクと進みますが、

やはりそんなにたくさん食べられるわけもなく、

中盤過ぎたあたりで失速・・・

ですが、家族も楽しそうで、やっぱり買って帰って、

家で食べるのとは一味違いますね。

楽しい連休の一コマでした。

遠征 その2

久しぶりの渓で、魚との出会いに足取りも軽く、

さらに上流へと進んで行く。

この渓は切り立った崖に阻まれ、水辺へのエントリーポイントが少ない。

一度水辺に降りると、かなりの距離を戻ってこなければならず、

ポイントの選択をより慎重にしなければ、

時間だけを消費するはめになる。

崖の上を走る山道から水辺を眺め、水量による流れの形成具合を確認しながら進む。

結局、何度かのチェイスはあったものの、バラシがやっと。

そんなことをしていると、深い谷にも日の光が落ちてきた。

所要があるので、この日は時間もなかったが、

さほど落胆も焦りはなかったのは、

その時間帯で1つ核心のポイントが頭の中にあったからである。

それを見越して、そのポイントは飛ばしてあったのだ。

 

この日最後のポイントと心に決め、

このシチュエーションでは絶対的なルアーへと取り換える。

一応手前を軽く打つが、社交辞令のようなもので、

一刻も早く核心のポイントへ打ち込みたい衝動を

ぐっと堪え、ひとつ深呼吸をする。

バックハンドから放たれたルアーは、白泡の中に消える。

スッと落とし込み、1つ目のトゥイッチに衝撃が竿を介して伝わった。

 
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今日の釣りを考えたら、これで十分と思えるほど。

遠征で来たからこその、出会い。

写真を数枚撮った後、ラインチェックをして、すぐさまキャストを再開する。

方法は先ほどと同じ、キャストで少しずつ落とすポイントを変える。

その数投目、ゴンと言う衝撃の後、即座に合わせると、根掛のような重み。

しかし、のそのそと動き出すところを見ると、どうやら本命が来たようだ。

ここ最近は竿のパワーが強すぎて、簡単に寄ってくるのが常だっただけに、

あ!寄ってこない!と、その時思った。

流れに乗り、下流へと走る魚を、強引に向きを変える。

後ろに移動しながら、太い流れから引きはがした。

久々に深い曲がりをする竿を横目に、さらに気持ちも高揚する。

浅瀬に追い込むように、魚を足で囲むと、

「よっしゃ!」と自然に口を突く。

 
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間違いなく思い出の1尾となる魚が、

遠征と言う特別な釣行での出会いで、

自分の中の価値観を凌駕するほどの衝撃を覚えた。

いろんなタイミングで、再び出会うことができたこの渓の魚。

そんな出会いに、感謝しなければならない。

また来年、来られるようなら、また遊ぼう。


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遠征

年に数度、地方へ遠征に行くのが、

ここ10年ほど恒例になっている。

遠征には色々な目的があり、

それは釣りだけが目的ではなく、

他の要素があるからこそ、釣りの思い出も

際立つものになると思うのである。

 

仕事終わりに車のトランクに荷物を詰め込んで、

深夜の高速を目的地へと走らせる。

窓に流れる街の明かりが徐々に少なくなると、

日常の喧騒やしがらみも、一緒に流される感覚も、

また遠征と言う旅の良いところでもあり、

自分に戻る瞬間でもあるこの時間が好きなのだ。

 

早朝に目的地に到着すると、軽く横になり

しばしの朝寝で休息。

初日は偵察と所用を済ませて、翌日に備えた。

 

この時期徐々に日の出が早くなり、

冬の間怠けていたことで、なかなか布団から出られない。

そんな事をしていると、出発する頃には東の空が白み始めていた。

 

数年ぶりに訪れた渓は、あまり変化も無く、

記憶のままの渓相が出迎えてくれた。

そのどこか懐かしい風景が、数年前の釣りを思い出させ、

無意識のうちにポイントとなる縁にたどり着いた。

 

過去の記憶では水位は平常、水の色も最高な透明度。

久々に会う渓に、挨拶もそこそこでいざキャストを開始した。

長旅の疲れもあり、そろりそろりと打ち上がる。

早速この日初めての魚信を得ると、俄然やる気が満ちてくる。

山桜も散り始め、花弁が舞う美しい山並みを横目に、

さらに山の奥へと歩を進める。

ウェーダー越しに伝わる水温は、早春を思わせる冷たさで、

山頂の残雪の様子から、雪代の残りがあるだろうと予想させた。

 進行方向左手に緩やかにカーブするその先に、

良さそうな深みを隣接するポイント。

前回の記憶を辿っても、そんなポイントがあっただろうか?と

思い出すことができないでいた。

地形の変化か、水位の関係か、とにかくキャストを始めた。

少しずつキャストの精度を上げていきながら、

核心のポイントに投げ入れるが、魚からの反応はない。

トレースコースを変えるように、アプローチを変化させる。

3投目だったか?コツンと当たったような気がした。

次のキャストで明らかなアタリを、抑え込むようにアワセを入れる。

 
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小さいながらも元気な魚。

遠征と言う釣行の中、どんな魚でも嬉しいものである。

 

こうやって遠征の楽しい釣行が始まるのである。