毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

風物詩

慌ただしい年末、年始を過ぎ、一段落すると、

成人式と共に訪れる行事が『どんど焼き』です。

やぐらと言われる竹を組んで作ったものに、

正月の縁起物と一緒に焼く行事の事を言います。

古くは無病息災、豊作祈願等々を祈願する行事だという事ですが、

現在は形を変え、古き良き行事として、現代に受け継がれています。

僕が子供の頃は、各地区で個々にやぐらが組まれ、

冬枯れの空が霞むように、煙があちらこちらで立ち上っていた物でした。

今は徐々に数も減ったものの、煙が立ち上る風景は、

新春の風物詩として、僕の地域に根付いています。

 

今年は地区の役員で、やぐら作りの手伝いをしてきました。

山に竹を取りに行くところから始まり、竹を運んで、やぐらを建てます。

竹と言えば勝手知ったるなんとやらです。

知る人は少ないでしょうが、竹林の中で竹を切り出す方向や、

特に引っ張り出す方向は少々コツのいるところで、

四苦八苦するお父様方に、そっとお手伝いして手助けをします。

朝の竹やぶの中、白い息をはきながら竹を切っていると、

趣味の延長のようで楽しいものです。

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翌日、やぐらに火をつけ、竹がはじける音が遠くまで響き渡り、

白い煙が空へ立ち上ると、今年も始まったんだなぁと実感するものです。

あけましておめでとうございます

2018年 あけましておめでとうございます。

本年も当ブログ共々、よろしくお願い申し上げます。

 

今年はどんな年になるでしょう。

正月の不摂生でお疲れな頭で、

ぼーっと今年一年の事を考えながらごろんと横になると、

すぐに食べることか、飲むことの心配をしてくれる優しい人たちが、

向こうの部屋で手招きをしている・・・・

嬉しい事この上ないのであるが、

もう少しこの夢見心地のままで過ごしたい。

そんな、そんな正月らしい、正月を過ごしております。

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今年はオイラの年ですワン。

戌年にちなんで、いつぞやの山小屋のダンディーさん。

 

そんなこんなで今年も始まりです。

皆様も良いお正月を、お過ごしください。

 

今年も1年ありがとうございました

クリスマスの夜、皆様いかがお過ごしでしょうか?

クリスマスが過ぎれば、2017年もいよいよ残りわずか。

僕の仕事納めは29日で、休みに入ったと思えば翌日は大晦日、

年末の特番を見ながら一杯やっていると、

すぐに除夜の鐘が響き、新たな年が始まる。

1年を振り返る記事を書いたばかりだが、

今年の事を振り返ったり、来年の事を考えたりということは

決してこの時期特有の事ではなくなり、

ここ数年は時よりこんなことを、不意に考えるようになった。

今の平均寿命から言えば、まだ折り返し地点ではあるのだけど、

このブログのタイトル通り、明日なきものとして、

常に自分を見つめなおし、これからの限られた時間に、

どうやって生きていこうかなんて、

まじめに考える時間が徐々に増えた気がする。

まぁ、考えることのほとんどは、遊びの事なのだけども、

よくよく考えてみると、日常とは別のところで、

考えることがあるのは幸せなことだなぁ、なんて思うのである。

 

憧れた地で釣りをする。

自分の限界に挑戦するべく山に登る。

誰かの為に物を作る。

記憶を記録に残す。

来年も飽きることのない一年になりそうだ。

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過行く2017年、酉年を締めくくる写真で

今年最後の記事を終わりたいと思います。

それでは良いお年を!

 

2017年を振り返る

師走の名のごとく、何かと忙しい年の瀬を人たちが忙しなく行き交う。

2017年も残り2週間。

毎年恒例となった、1年を振り返るこの記事も前ブログから引き継がれ、

10年以上続けられているこの作業で、今年も無事終わったと思わせてくれる、

ある種行事化した域に自分の中では達している。

後でこの記事を読み返した時、この一年のダイジェストの如く読み返せるのも、

この記事を書く意味でもあるのだ。

 

世界情勢も騒がしかった2017年。

僕的には特に波も無く、穏やかな年だったように思う。

2017年の始まりは、毎年恒例の管釣りから始まった。

北部の山沿いに位置する初めて訪れる釣り場は、雪はなかったものの、朝の冷え込みは半端ない。

ガイドに付いた氷を解かすために、5投に1回は水につけるほど。

スプールのラインも凍り、手の温度でラインを解かしながらキャストを続ける。

ここ毎年この時期に釣りをする中でも、かなり厳しい状況の中でも、

ありたいことに遊んでくれる魚がいてくれる。

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今年初めて川に出たのは、3月の終わり。少し遅めの解禁を、釣友と一緒に迎える事が出来た。

しばらく遠方に転勤していた釣友と、時より談笑を交えての釣り。

しばらく忘れていた釣り本来の楽しさを、久々に思い出した。

 

僕は魚を手にすることはなかったが、釣友は僕の作ったランディングネットに、

魚を滑り込ませ、その瞬間を2人で分かち合う。

今思っても、この釣りは印象に残り、その印象に残った釣りは

ボーズだったと言う、なんとも面白い記憶になった。

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4月からはいつもの渓に通う日々。

一つのストレッチに固執し、毎回違う攻め方をする。


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時にスプーン、時にミノー。 

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何かを掴みかければ、その核心もろとも崩れ去る現実。

そんな釣りに一喜一憂し、久々に真剣に釣りをした初春であった。

 

久しぶりに春の魚に出会えた5月。

春の魚にふさわしく、春のポイントで、春らしい魚に出会う。

久々の尺越えに、針から魚を手がかすかに震えたのを覚えている。 

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初夏には地元の馴染みのある川の上流、

堰堤のさらに上流を目指す、初めての挑戦をした。

幼少期より現在まで、その川はいつも身近にあったものの、

源流へは初めて訪れた。

良く知っているのに、初めての感覚が不思議であり、

その中にも懐かしさを感じる。

苦労の末、運良く魚を手にすることができ、

この挑戦に花を添える結果も残せた、今年を象徴する釣りとなった。

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釣りと共に春から登山にも出かけた。

それと共に今年は友人より一眼レフを頂き、

それが切っ掛けとなり、写真の面白さにハマるにはそう時間はかからなかった。

山に一眼を持っていくなんて、考えもしなかったけど、

カメラを担ぎ、山で撮った写真を家で見ると、

登山家でカメラマンの気持ちが、少しわかったような気がした。

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山頂の水辺。

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紅葉の山並み。

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山頂からの写真は、心をその場へと運んでくれる。

ひょんな事が切っ掛けで、ランディングネットを使っていただき、

そしてカメラの面白さを教えてくれた友人には、

感謝の言葉しか見当たらない。

本当にありがとうございました。

 

今年は何かを計画すると天候に阻まれ、

思うように外遊びが出来なかったが、

こうやって振り返ると、楽しい思い出ばかりである。

まぁ、最終的に楽しいで終われることは最高な事であると思うのである。

 

今年1年当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございました。

皆さんの2017年はいかがでしたでしょう。

きっと百人百様の1年があったのだと思いますが、

それがどんな1年であったとしても、

来年は良い一年になりますよう、お祈り申しあげます。

 

冬の工作

街はすっかりクリスマスムード一色になり、

なんとなく慌ただしい師走が、ただただ流れていく。

例年であれば、とっくに工作に取り掛かっている頃なのだが、

今年は貰い手の目途がたたず、とりあえずネットの

ストックを作るという作業が、いまいち気が乗らない原因でもある。

やはり使い手の事を知り、その人の釣りやスタイル、

釣りを通じた考え方などを考慮して、使い手を思い描き、

使い手がどんな魚に出会い、どんな感動が待っているのかを

想像しながら作った方が、楽しいし、やりがいもあるってものだ。

 

そんなことで今年はランディングネット以外にも、

何か作ってみようかなんて思っています。

素材は竹に拘らず、釣りに関する何かを考えます。

 

しかし、とりあえずは時間のかかるランディングネットの

グリップでも削るとしましょうか。

 
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冬キャンプ

天気に阻まれて、思うように外遊びができなかった今年の秋。

ようやくタイミングが合って、いざ秋キャンプに出掛けられたのは、

11月も下旬に差し掛かった頃でした。

 

秋キャンプでよく使う、海辺のキャンプ場。

この時期は山間よりは暖かく、海の幸も楽しめるので、

毎年秋になると訪れます。

初日は生憎の雨、そして北日本を中心に広範囲で寒波で覆われ、

秋と思っていたら、まさかの冬キャンプとなりました。

 

夜には雨も上がり、肉と魚介で豪華な宴。

この時期もキャンプ客も多く、薪や灯油ストーブ持参のキャンパーの

姿もあり、本格的にキャンプを楽しむ人が多くなったのが、印象的でした。

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翌朝は寒い物の、見事な快晴。

最近、2泊のキャンプに慣れてしまうと、1泊が少々億劫に感じる物で、

二日酔いを引きずりながら、テントの撤収をしていると、

子供は終わらない宿題をする。

最近はこんな光景も恒例となり、こんな青空の元勉強できるなら、

ちょっと良いのかなぁなんて大人は思いますが、

子供にしてみたら、たまったもんじゃないですかね。

 

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帰りに立ち寄った公園では、まだ紅葉も綺麗で、

子供と遊んで家路につきました。

帰宅したその晩、僕の住んでいる山間に雪が降ったとのニュースに、

改めて冬キャンプだったのだなぁと、

熱い風呂に入りながら、そう思い返しました。

裏庭

今年も早い物でもう11月。

日に日に夕暮れが早くなり、朝が遅くなる。

朝は吐く息も白くなり、郷の紅葉も徐々に落葉し。

庭の植木の手入れもひとまず終わり、

年末を感じるには十分すぎるイベントが終わっていく。

 

そんな中、手入れを済ませ、さっぱりした植木や垣根の中を、

来る厳しい冬に向け、せっせと野鳥たちがせわしなく行き交う。

そんな姿を昨年までは、見るだけしかなかったものの、

今年はカメラのお陰で、撮る楽しみができた。

望遠利かせて撮る野鳥は、遠すぎて肉眼では確認できない個体も、

確認できてしまうので、あれはスズメだろうと撮った正体は

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ジョウビタキだったり。

今度こそスズメだろうと撮った写真が、

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まさかの電線にとまるメジロだったり、

今度こそスズメだろうと撮ったのが、

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今度こそスズメだったり。

七転八倒、すったもんだしながらも、

難しくも楽しい時間を過ごしております。

僕にカメラを託してくれた友人も、

そんな楽しみを分けてくれたのかなぁ、

なんて最近徐々に楽しさが増してきた写真を撮りながら、

晩秋の青空の元、友人に改めて感謝する休日でした。