毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

革細工

年末の話ですが、例年通り植木の剪定をやってました。

親父が亡くなり、代わりに始めた庭木の剪定も10年やっています。

最初は嫌々始めたのですが、今ではだいぶ板に付き、

なんとか庭木も形を留めています。

まぁ、今でも嫌々な部分はあるのですが、

以前よりは面白い要素が見えてきたような気がします。

 

剪定鋏は親父が使っていたもので、今でも手入れをして使っています。

それに付いていた革製のホルダーの糸の部分がほつれてきてしまいました。

一度ほつれると、その部分に鋏の先が引っ掛かり、

糸がどんどんほつれてきてしまいます。

一昨年辺りから気にはなっていたのですが、見てみぬふりをしながら

いよいよ鋏自体が落ちてしまうようになり、

ようやく重い腰をあげました。

まぁ、そんなに大したことではないのですが・・・

 

昔、仲間内で革細工が一時期はやって、パスケースや財布、

キーホルダー、ベルト、タバコケースなど、

色々作った事があります。

作品は当然のことながら素人レベルでしたが、

何かを作る、作る事ができる楽しさみたいなものは、

今思えばこの辺から生まれてきたのかもしれません。

革細工をやらなくなって、もう20年くらい経つでしょうか。

当時持っていた道具は知り合いに譲ってしまって、

さてどうやって修理しようかと考え、部屋をあさっていると

丁度良いころ合いの物を見つけました。

 f:id:gonfactory:20210123121422j:plain

赤い糸はランディングネットの網を編むクレモナの糸です。

太さも強度も丁度良く、何しろ余った糸の廃材利用なので、

持ってこいの材料です。

こんな時貧乏性、断捨離に不向きな性格で得する瞬間です。

古い糸を全て取り除いて、半分縫いました。

 f:id:gonfactory:20210123121551j:plain

今回はもともとあった縫い跡をただ縫うだけで、

大したことはないのですが、穴に対して糸が少々太かったので

ちょっと難儀しました。

 f:id:gonfactory:20210123121702j:plain

何はともあれ完成。

たまたま沢山残っていた糸が赤だったので、何も考えず使いましたが、

色は赤じゃない方がよかったなぁと言うのが反省点です。

なんだか久しぶりに革細工やってみようかなぁなんて、

気にさせた出来事でした。