かれこれもう2年山に登っていない。
冷めてしまったわけではないのだが、
登らない期間が長くなると、途端に登る事へ不安が出てくる。
不安が出るから登るのに躊躇する。
こんな負のスパイラルがここ2年の現状だ。
かといって何もせず手をこまねいているだけではない、
年齢を重ね、最低限の運動量を保つよう、トレーニングは続けている。
これが何を意味するかは分からないが、今更やめられないでいる。
日本No.2, 3と3000m級が肩を並べる南アルプス。
この壮大な景色を始めて見た時、純粋に登りたいと思った。
見ているだけでゾワゾワする山はあまりない。
挑戦しようと計画をした事もあった、台風が無ければ挑戦していたかもしれない。
そして、この景色を見た時、その時の気持ちが蘇った。
いつかは・・・いや、無理かも・・・
夢見る時でも、せめぎ合う心中に、小さな灯がともる。
憧れと現実、その狭間を繋げるのは自分自身しかいない。