最近すっかり秋めいてきました。
毎週末運動会が各地で開催され、稲穂が頭を垂れ、
赤トンボが飛び交い、山はほんのり色付く。
季節の進行を肌で感じられるようになってくると、
過ぎ去りし夏の思い出を振り返り、ちょっとおセンチになることもあります。
台風も多く、秋の長雨でいまいち季節感はありませんが、
夏の思い出を振り返ってみようかと思います。
今年はいつも釣りに費やす初夏がいきなりの増水や、
かと思えば空梅雨で渇水、ホームの川はかなり深刻な冷水病だったりと、
釣りに行く時間は例年より少なかったです。
その時間をキャンプや登山に充てられて、例年とは違う楽しさもありました。
そんな初夏は瞬く間に過ぎ、夏本番へと季節が進行すると
今年も恒例の海水浴へ家族と出掛ける事ができました。
小さな町のお祭りは地元の人、里帰りの人、観光客でかなりの賑わい。
海辺の民家の庭では、家族や友人でバーベキューをする姿もあり、
有名で大規模な祭には無い、どことなくのどかに感じられるところが、
何とも言えず良いところです。
海水浴の後にヒリヒリと日焼けした体を冷ますように、
海辺を散歩するように、のんびりしたお祭りがたまらなく心地よかったです。
防波堤へ釣りにも出掛けました。
なかなか釣れない中、足元には夏の風物詩とも言えるフグに紛れて、
こんなヤツが釣れてくれました。
ちょっとした山にトレッキングにもでかけました。
山頂から展望できる海と、一筆書きのように縁取られる沿岸は、
いつ訪れても絶景で、僕の好きな景色です。
いつも訪れる場所なのに、少し見る(感じる)角度を変えるだけで、
全く違うものに見えるもの。
いつもなら、釣りに躍起になっているところなのですが、
少し留まることで、新しい発見をすることができ、
最初に訪れた時から、薄れてしまった自然の豊かさに対する
感動も再び実感出来たように思えました。
来年ここを訪れた時には何をやろうか、
今から楽しみです。