毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

環境

コロナと言うウィルスについて、僕なりの想像を文字にしてみたいと思います。

 

2020年の今頃、徐々にその存在が明るみに出てきてから、もう2年が経過した。

当初は未知のウィルスの蔓延に、街ごと封鎖する事態もあいまって、

日常に忍び寄る脅威に恐怖すら感じた。

緊急事態宣言などの効果がどの程度あったのかはわからないが、

今の毎日過去最高の新規感染者を記録し続ける毎日比べれば、

2年前のその数字は非常に少ないとも思える。

結果だけを見れば感染力は強くなったものの、

ウィルスが弱体化したようにも思える。

それは自然界に重ね合わせると、同じような状態があるのではないだろうか。

 

僕は釣りをするので、釣りの世界で考えてみた。

かつてとある魚が輸入された、その名をブラックバスと言う。

外来種の問題で筆頭に上がるほど、今ではその名は

釣りをしない人でもどこかで聞いたことがある人も多いだろう。

このブラックバスは食用やゲームフィッシングの対象魚として

輸入され、芦ノ湖に放流された。

繁殖力の高く、大食な性質を持ち合わせ、色んな方法で

日本全国にその生息域を広めていった。

釣りの対象魚として人気を集めたブラックバスは、

釣人の手によって小さな溜め池にまでその生息範囲を広めると、

瞬く間にその勢力を拡大し、生態系の上位にまで登りつめ、

数を減らす再来種もあったようだ。

僕も昔はブラックバスにのめり込んだ時期もあった。

その頃は一気にブームとなった時期と重なる。

本当に小さな池にもバスはいた。

そう言う場所にはバスの天敵は鳥くらいのもので、

水中にはバスを喰らう物はいなかった事だろう。

1度に2万粒もの卵を産むと言われており、天敵のいない池では

その大半はそのまま成長していく。

しかし、それだけの数の食糧を養えるだけの力は、

その小さな池には持ち合わせてはいない。

そうなるとバスの食糧は、バスになって行く。

力の弱い小さなバスは、最終的には生き残れなくなってしまい、

やがて数を減らしてしまう。

そして、数少なくなったバスは釣人によってさらに数を減らす。

実際に凄く釣れていた池が数年後にいきなり

釣れなくなったと言う経験を何度かしたことがある。

 

実際ウィルスにもバスと同じことが当てはまるのではないか?

そんな風に思うようになったんのは、昨年蔓延したデルタ株の頃である。

新規感染者、重症者、死亡者の割合に関しては、

様々な見解があるものの、自然界における食物連鎖のピラミッドと

一緒のような気がしてきた。

食物連鎖の上位は力が強いが、絶対数は少ない。

その食料となる下位の生物は、上位の生物に食されても、

その種が絶えないように多くの子孫を残す必要がある。

逆に上位の生物は数を残す必要がなく、同種が脅威になる事も

ありうるから、その絶対数は下位よりも少ない。

ウィルスのそれとよく似てるなぁと考えていた。

 

再び話題をバスに戻す。

小さな池のバスたちは、やがて数を減らしていくのは

食料不足と深く関連している。

かといって、その池のバスが全滅するわけでは無いとも思っている。

同種が多くなり共食いが始まると、より強い個体が生き残る。

それが何世代か入れ替わると、よりその環境に適したDNAを持った

子孫が残されていく。

とは言う物の食糧不足は深刻で、生存競争を生き抜くためには

色んな工夫をしていかなければならない。

小食になったり、極力力を使わないように動かなくなったり。

その環境への適正を徐々につけ、やがて安定していくのではないだろうか。

そうなった時、下位の生物が徐々に増え、やがてその環境の

生態系が安定するのではと思う。

例えば、バスが人間だったとすれば、自分たちの食糧が減って行ったら

どうすうるだろうか?

人間であれば、自ら作物を作り出したり、魚を養殖することを考えるだろう。

しかし、魚にはそう言ったことはできないが、

ちょっと待っていれば、それがある時期になったら食料にありつけると

気付いたなら、その池の小さな生態系はやがて安定していくのではないだろうか。

それがコロナだとすれば、いずれ安定する時が訪れるのだと思う。

 

今はまだ治療方法や対処法、予防方法が確立されていないから、

日常にあふれる情報が少々大袈裟に感じるかもしれないが、

それはネットと異なり発言した人が特定できるとき、

誰しも責任を取れる発言は回避したものだと思うのではないだろうか。

そう思えば、腹の立つことも少しは収まるのではないかと思ったりする。

しかし、依然どんな変化をするかわからない未知のウィルスである

ことには変わりなく、今後自分のできる事はしっかり

やって行きたいと思う。

基本的な感性対策、柔軟な対応、惑わされない気持ち。

病は気からなんて言葉もあるように、絶対大丈夫と言う

対策ができていれば、それほど過敏になることも無いと思うのである。