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外遊びの楽しさを探すブログ

春の釣り その2

1尾を手にしたところで、一気に上流へと移動した。

強弱を繰り返す雨脚。水位が高く、川を横切れる箇所が限られていて、いつもより高巻きをする回数が増える。さらに前回の釣行から気になっていたが、ウェーダーのネオプレンソックスのところから漏水しているようで、足が冷たくなる感覚があった。

 

相変わらずキャストの精度は定まらず、半ばキャストの練習をしながらの実釣。良いポイントになかなか入らず、ポイントを潰してしまう。そこで次に行かずにその狙ったポイントを狙って何度もキャストの練習をする。こんなことをするのも久しぶりで、釣りを始めた頃はよくやっていた。次に来たときは、同じ場所から一発でピンに入れられるように、キャスト練習なら他のところでもできるが、やっぱりこうやってポイントに向かうとイメージは付きやすい。

この釣行に来る前、男波、女波の話を聞いた。なんとなくは理解していたけど、それを実戦で意識できていたかと言われると、まったくもってできていなかった気がする。今回は初心を思い出してそう言ったところも気にしながら釣りをしていた。初めて渓流でのスピニングのせいもあって、初心者の気持ちに帰ったようだった。

定まらないキャストのせいもあり、なかなか次の魚にたどり着けずにいた。ウェーダーの漏水は酷さを増して、くるぶしぐらいまで浸水している感覚がある。際どいところを攻めると、水流に乗って川底の石の隙間にスポッとルアーが挟まってしまう。夏場とかなら、簡単に回収できるものも、水押の強いこの時期にはよくガッツリ食い込んでしまう。この辺を上手くコントロールできるかが、大きいヤツを釣る条件の1つのような気がする。幸い手を突っ込めば回収できるぐらいの水深なのだが、手を肩のあたりまで川の中に突っ込むとジャケットの下に着ているものまで濡れてしまう。ジャケットは防水性のあるものなので、しばらくは手を下に下げるとジャケットの袖口からダラダラと水が滴り落ちてくる。春と言ってもこの日の気温は1桁台、防寒対策はしていたが、水に濡れてしまえば寒いに決まっている。

 

夕刻が近づき、そろそろ帰りの時間を気にし始めた頃、2尾目が釣れてくれた。

 

結局この後2尾バラシがあって終了。

ビショビショになった服を車のトランクに詰めて、明日に期待を持つことにした。

この日の帰り道、明日のウェーダーのことを考えると、気が重かったですが・・・。

 

つづく