毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

青物 春の陣

友人からそろそろ青物があがっていると連絡があったのは、まだ桜の花がわずかに残る頃。恐らく新しくタックルを買ったのを気にして誘ってくれたのだとすぐに気づいた。本当は昨年友人が渓流用のウェーダーを購入したのを覚えていたので、渓流と言う選択肢も提案したのだけど、旬の短い青物にすることになった。多分友人の気遣いだと思う。

 

仕事終わり身支度を済ませ、深夜に友人と合流するのはもう慣れたもんだ。ここ近年は年齢に抗えず、強行が辛くなってきたのは否めなくなってきた。深夜のコンビニ、現地周辺での場所探し、車の駐車する場所やら、深夜の釣具屋、そして早朝の釣りの話。それがあるからこそ続けられることもある。1人だったらそんなに無理はしないだろうけど、2人ならそれも苦ではなく、むしろ楽しいと思える。行く前は次の日のことを考えてしまうのは事実なんだけど・・・。

 

深夜、浜辺に近い駐車場には週末だけあって沢山の車があった。河口も近いから青物以外を狙ってる釣人も多いことだろう、入れ代わり立ち代わり車の出入りは多かった。

仮眠の間も惜しんで、真っ暗な浜辺に向かう。そこにはすでに結構な人が入っていた。朝マズメに備え、タックルの準備をしながらしばしの談笑。ストーブでも持ってくればカップラーメンでも食べられただろうに、その辺はすっかり抜けているのはいつものことだ。やがて肉眼でも明るさを認識できる時間になると、浜辺の釣人の数に少々驚いた。

 

初卸のタックルはすごく使いやすい。ただ、飛距離はなかなか伸びない。友人とあれこれ話しながら、自分の投げ方に問題があることに気づかされた。こんなことを考える時間があるということは、見る限り誰も釣れていないからできることである。遠投のコツを聞いたり、フォームを動画に撮ったり。それはそれで面白いと思ってしまうから、いつまで経っても魚が釣れるようにならないのだ。

 

結局、朝マズメを完全に逃した僕らは、他のポイントの下見をして帰路についた。

次はまた秋になるだろうか。それまでに友人の飛距離を出すのは難しいが、友人のフォームの動画を見ながら、1mでも遠くに飛ばせるように練習あるのみである。