毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

キス釣り

手軽で初心者でも楽しめる釣りに、キス釣りがある。友人と次回の釣りは何にするかを話していた時、キス釣りをしたことがないという話になった。友人は元々生粋のルアーマンで生き餌が苦手らしい。ルアーで大物を狙っていただけに、キスは通らなかっただけだとは思う。そういう僕も子供の頃からキスだけを目的として釣りしたことがなく、行ってしまえば五目釣りでたまたまキスが釣れただけで、キスだけを狙ってと言うのは初めてである。

どんな魚でもそうであるが、狙って釣ると言うのは難しい。例え釣りやすい魚であったとしても、そこに魚がいなければどんな達人でさえ釣ることはできない。魚の特性とかその日の気候とか、そんなのを考えてやる釣りは、単純に釣った釣れないの釣りより面白いと、最近つくづく思う。

 

夏のキスは浅瀬にさしてきて、そんなに遠くに投げなくても手軽に楽しめてしまう。うちの子供も初めて行った海釣りで、キスが釣れてすっかりその気になった事があった。アタリ、引きは他の魚と比べても小気味よく、僕が思うにわかりやすい釣りの1つだと思う。

今回は生き餌が苦手な友人に合わせ、ワームでのチャレンジ。以前に試した時は、活性が良い時は針持ちの良いワームの方が手返しの良い分数を伸ばしたなんてこともあった。同行者とは釣り方も違ったし、単純に釣果の差を比較できませんが、こんなチャレンジも釣りの楽しい要素なんだと思います。

 

前日、荒れた天気を引きずって、少々波が高く、風も時折強く吹く空模様。曇なのは幸いでした。この時期日が昇れば日陰の無い炎天下では、釣りもかなり厳しいものです。昔の記憶を辿っって、いくつかポイントを絞りました。初心者にはいくつかポイントを巡るより、1箇所で粘った方が釣果がでることが多々ありますし、ポイントを限定してその分集中した方が確率も上がりそうです。

 

朝イチ、マズメにポイントに入り、軽く手前から始めていきます。何投目かでアタリがありましたが、恐らくキスではないアイツの仕業だと思われます。友人と二手に分かれて広い範囲を探って行くと、友人にヒット。人生初魚でしたが、僕はその瞬間を気づかず、後で話を聞きました。釣人にとってこの瞬間は人生で1度きり、そういう瞬間って良いなぁとこの年になってますます思うようになりました。

 

一方僕はと言うと、

これかこれで頑張った結果です。

結局この日のキスは、友人の1尾のみ。ポイントの問題か、時期や気候の問題か。それはこの次の課題として、楽しい宿題です。この後しばらくキスの仕掛けについて友人とアレコレ話が盛り上がりました。そんなところは昔と変わらず、釣りを楽しくさせるエッセンスなのかもしれませんね。

次回の釣りも楽しみができました。