秋の恒例と言えば、友人家族とキャンプに行くのが、
外遊びの1年の締めくくりである。
コロナも落ち着き、少しずつ色んな制約が緩和されてきた中で、
久しぶりに後ろめたさを感じず、友人と会えることを楽しみに、
そしてありがたく感じていた。
キャンプと言っても、今回はこの時期風邪をひいては困る人もいるので、
久々のコテージに泊まることにした。
コテージはこの時期なのにほぼ満室だった。
みんな考える事は一緒なのかもしれない。
あちらこちらで焚火を囲んで談笑をする、楽しそうな声が聞こえてくる。
忘れかけていた当たり前だった光景が本当に久しぶりに、
冷えきった青空の元広がっていた。
来年はどうなっているのだろう。
期待と不安が入り混じり、溜まっていたネタを吐き出すように、
友人との時間は更けていった。
もう少し、慎重に。
少しずつ、以前の生活に体を慣らしていく。
そんな生活を、今は続けて行くしかない。