毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

接待

子供とお義父さんと三人で、久しぶりの海釣りにでかけた。普段は自由気ままな釣りばかりしているし、友人との釣りも何に気兼ねすることも無く自分のことしか考えていないのだけど、たまに釣りに行く人とはそれが身内と言えども気を使うものだ。

釣りに行けば目的は「魚を釣る」という事になる。それが年に何回しか行かない人であれば尚更、その釣りたいと言う気持ちと、釣果への期待感と言うものは必然的に大きくなるものだろう。なので、いつも釣りをしていて、行きたいときに釣りに行ける人が同行者の気を使う使命がある、すなわちそれは僕の役目である。

潮が動く時間や天候、風などをチェックし、釣り場を決める。次にその時間までに色々用事を済ませ、昼食の心配、夕食の時間を考慮し、十分な釣行時間があるかを考慮する。それはまさに仕事さながらの真剣さ、接待と言っても過言ではない。

 

年に2~3回、こんな釣りをしている。だいたい、僕は同行者が気になって、こんな時はそんなに真剣に釣りをしない。あんまり世話を焼きすぎず、潮の動きを見ながら時折アドバイスをしたり、飲み物の準備や荷物の運搬、仕掛けを作る手伝いなど、同行者の釣果を全力でサポートする。この日は今年購入したショアジギングロッドに慣れるため、キャストの練習をしていたので、バックアップ体制は万全だ。しかも、釣りをしないで世話焼きをしているだけだと「釣らないの?」なんて逆に心配されてしまうのも回避できる。

この日はなかなか良かったようで、ポツポツ飽きない程度に釣れていた。子供の飛距離では、その潮目まで届かず、フグばかり釣れていたが、それはそれで楽しんでいる様子だった。

僕はなかなか飛距離を伸ばすことができず試行錯誤して練習を続ける。最後の最後にイナダが掛かかったものの、ランディングでもたつき、釣り上げるには至らなかったが、夕食の時の話題のネタにはなった。

 

こうやって話題作りまで出来た僕の「接待」。後何年こんなことが続けられるだろうなんて時々思うとなんだか寂しくなることもある。だけど、その時その時が最高に楽しければ記憶には残されて行く。そのために、最高の接待をこれからも続けていきたい。