キス釣りに行った際、友人がと帰りの車の中で、ロックフィッシュもやりたいなんて話が出た。友人は夏のロックフィッシュの定番キジハタをつやりたいなんて言っていた。僕は何度か釣ったことはあるのだけど、根回りの釣りをしていてたまたま釣れたのがキジハタだっただけで、ガッツリキジハタを狙って釣りをしたことがなく、そんな釣りもやってみたいなぁとは常々思っていた。
前回の釣りからしばらく経ったある日、友人から写真と共にメールが届いた。何やらホッグ系のワームと、シンカーの写真でロックフィッシュやりたいと言うような内容だった。友人からこんな風に誘いがあるのは珍しい。いつもならどこか行きましょうから始まり、その時期の旬な魚を釣りに行くのが定番で、あまりこの手の誘いは今までに無かった気がする。当然のことながら断る理由もなく、早速釣行の予定を立てて実釣と相成ったわけだ。
友人はこの釣りのためにタックルを入れ替える力の入れよう。釣り物をイメージしてタックルを考える。釣りの醍醐味であると思う。なんだか昔に戻ったような感じで、ここ何年もそんな感覚は忘れていたような気がするだけに、なんだかこっちまで嬉しくなった。
夕方集合し、夕飯を取りながらナイターに備える。前回キス釣りと同じポイントからスタートする。
この日は少々うねりがあるようで、波足も長く浜に尾を引いていた。このポイントは根が多く根掛かりは必至。ただ、そういう場所には魚がいると言うのも定説である。故にそれに対応出来るような方法を、この日まで友人と練ってきた。
開始早々に友人が何やらヒット。本命のキジハタではなく、カサゴだった。いずれにせよ、おNewのタックルは入魂できたので、1つミッション完了だ。
その後は2人共根掛かりとの戦いで、なかなか集中して釣りができない状況だったと言う課題の多い釣行でした。
朝マズメを頑張った。太陽が高くなり気温が高くなってきたところでギブアップ。何箇所かドライブがてらにポイントを下見して、帰りの道中はいつも通りの反省会。なんとなく次回の改善策は見つかった。
と、思うと友人はこの数日後その反省点を見事に活かし、見事にリベンジを晴らしたのである。そういうところは相変わらずだなぁなんて思うのであった。
釣りは所詮一人遊びなんだけど、共にする友人は釣りの意味をもたらすと言いましょうか。どちらが欠けても釣りの要素は大きく変わるのではないだろうか。
これからもこんな釣りを続けていけたらと、つくづく感じた。