毎日を明日なきものとして生きる

外遊びの楽しさを探すブログ

ウオデス一本勝負

夏の帰省の続きです。

今年は異例な暑さで一雨振らないと渓流は無理かな、なんて考えながら次の作戦を子供と海水浴しながら考えていました。川がダメでも海があるのがこの地の良いところ。頭の中の照準は海へとシフトしていました。

 

話は遡ること1週間前。

友人とキジハタ釣りに出かけた帰りに、友人宅で談笑してたときのことでした。友人がこれあげると言って差し出したのは、旧ツネキチのスイムベイト、ウオデスでした。推測すると、僕がシーバスのルアーでスイムベイトを使いたいけど、最近スイムベイトってないよね?って話したのと、僕が翌週からこの帰省に行くってことでくれたのだと思います。なかなか粋なヤツです。

 

そんなこともあって、狙いは港でシーバス。問題はタイミングです。天気予報とにらめっこしていましたが、この時接近していた台風の進路が逸れ、直撃を逃れました。進路の左側に位置するこの地方は、雨は殆ど降りませんでしたが風が強く、海が荒れてました。これは絶好のチャンスと見て、深夜の下げ潮に狙いを定めました。当然持っていくルアーは友人からもらったウオデス一本勝負です。

 

久しぶりに1人で深夜の漁港。ただでさえ不気味なのに、台風の余波の影響で立ってると時折押されるような風と、波もかなりザッパンザッパンしています。もーこりゃ釣れたでしょ!なんて意気揚々。足元を見れば複数のフナムシ仲良くやってます。これは月の影響でしょうか?とにかく釣れるイメージしかありません。

※明るい時間帯に下見をし、風で押されても、波を被っても海に落ちないところでやっています。皆さんもくれぐれも無理をしないようお気をつけください。特に1人の時は注意してくださいね。

 

時折体を煽られるような風にビビりながらも、1投1投丁寧にリーリングしていきます。ふと見た時計は開始からすでに2時間経過していると伝えてくれました。波が高いからか、ルアーの感覚がよくつかめず、ただ投げては巻き、巻いては投げを切り替えしてしまいました。そして、続行か終了かをぼんやり考え始めた時、思いっきり1.5号のPEが高切れしれ、荒れた海にウオデスが消えていきました。相当気をつけてはいましたが、風でラインにたわみが出来ていて、それが原因かと考えています。

良い条件が重なっているのに釣れなかったと言うのもそうなのですが、貴重なルアーをロストした上に、海まで汚すと言う大いに反省しなければならないと思いました。

 

翌日、ウオデスをもらった友人にロストしたことをメールすると、

「全然問題ないですよ」ですって。

器の問題ですね。